釣りにゃんだろう

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段々と作りがショボくなるシ○スのウェーダー。

私は、15年以上前に作られたような古いシムスのウェーダーやジャケットを何着か持っています。
それらを、それなりな頻度で使っているのですが、ちょこっと自分で補修することはあっても、まだまだ使えなくなるほどに壊れる気配はありません。

 

一方で、私の唯一の釣りをする知人は、最新のモデルの物をいくつも持っているのですが、「作りがちゃっちい」、「すぐに剥がれてくるような箇所がある」と文句を言っていました。

試しに古い私の物と見比べさせてもらうと、確かにかなり作りが簡素化されています。
昔だったらがっちり縫っていた部分が、圧着で作られていたりするのです。

防水性や軽さという点では、縫うよりも圧着した方が優れているのかもしれませんが、丈夫さでいったら縫う方が遥かに上でしょう。

このように、機能性を上げた分、耐久性が落ちたような作りが散見されるのです。

 

私は、どうせ高いお金を出して買うのだったら、軽量でちゃっちい物よりも、多少ゴツくても頑丈な物が欲しいと思うのですが、世の中の人達はこの変化を歓迎しているのでしょうか。

このような現象が見られるのは、こういったウェアだけではありません。
ロッドやリールだって、軽さなどの機能性を優先して耐久性が落ちたような物が、今の釣り具の世界には溢れています。

 

壊れたらまた買うか修理に出せば良いだけなのかもしれませんが、そんな信頼性が低いもので、本当に心から釣りに打ち込めるのでしょうか。

釣りに使う物は「何があっても大丈夫だ」と思えるくらい丈夫でないと、落ち着いて釣りなんかできやしないと、私は思ってしまうのですが。