日本のメーカーの釣り具の性能や品質は世界一ですが、その製品が日本で生産されていることは少ないです。
ロッドなんかでも、ブランクを国内で作っているのは、おそらく小規模な会社を除けばテンリュウだけでしょう。
それだけ、ロッドを大量に作るのにはコストがかかって大変であり、利益を追及すれば国内生産はできなくなるのだと思います。
そんな状況でも国内で生産し続けているテンリュウというメーカーは、おそらく儲かりまくってはいないでしょうし、大きく儲けるよりも地道に良い物を作るというような真面目な会社なのかもしれません。
私も、２本ほどですが、テンリュウ製のロッドを持っていますが、やはり作りが丁寧ですし、丈夫そうな気がしてきます。
フライロッドだと、アメリカ製や韓国製の物で、テンリュウのロッドの数倍の値段がする物があるわけですが、それらとは比べ物にならないくらい、きっちりと作られている気がします。
フェルールなんかは、遊びがなくきっちりし過ぎていて、普段雑な作りのロッドに慣れている私からすると、扱うのに神経を使うレベルです。
テンリュウのロッドは、決して安い物ではありませんが、とんでもなく高い物でもありません。
そのクオリティと日本製という信頼性を考えば、値段以上の価値は充分にあると思います。
良いロッドというものは、大事に使えば一生使えるものですし、買って損はないのではないでしょうか。
