釣りにゃんだろう

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価格の高いリールと安いリールには、ランニングシューズほどの性能差があるのか。

近頃は、陸上競技の長距離の世界ではナイキ製のカーボンプレートが内蔵された厚底シューズというものが問題になっています。
釣り人の皆さんなら、日頃から釣り竿の素材でカーボンというもののものすごい反発力を実感されているかと思いますので、そんなものが靴底に入っていたら、バネがついているよりずっと効果的なのではないかと、お分かりいただけるのではないでしょうか。

現在このような現象が起きているランニングシューズですが、釣りのリールと、その行為を行うには欠かせないものであるという共通点があります。
また、性能やグレードによって、かなりの価格の差があるところも似ています。
この二つを比べてみると、釣り具の性質が見えてくる気がするので、今回は少し考えてみましょう。


安いランニングシューズと高いランニングシューズの差。

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私は、若い頃はフルマラソンを3時間くらいで走っていたので、毎日20キロ以上走るのが日課でした。
それくらい走るのですから、それなりにちゃんとした13000円以上のシューズを何足か揃え、毎日ローテーションしたり、用途で使い分けたりしていました。

しかし、いつしか人と競争することに飽きてレースには出なくなり、のんびりと一人で釣りを楽しむようになったので、今では釣りをするための体力作り程度に、軽く10キロ弱走るだけになってしまいました。

こうなってくると、「もう高いシューズは必要ないのではないか、そんなに走らないのだからもったいないし、お金があるなら釣りのラインでも買いたいし」と思うようになり、昨年は4000円程度の格安のシューズを買ってみました。

 

安いとはいっても、今時のシューズはちゃんと作られていて、高い物とはソールの素材が違う程度と言ってもよいものでした。
実際に走ってみても、ちょっと「安い履き心地」ではあるものの、「軽く走る程度には問題ない」と思えるレベルです。

「これなら、もうこれからは安い靴でいいや」と思いながら、古いシューズと交互に履くかたちで、しばらくは機嫌良く走っていました。

ところが、半年ほどすると、安いシューズは明らかに衝撃吸収性が悪くなってきました。
ソールが、そんなにすり減っているわけでもないのにです。
しばらく履かなくても、あまりクッション性が回復する様子もありません。

もうちょっと足の裏が痛くなってくるくらいのレベルで、7年前に買ったボロボロの13000円のシューズの方が、ずっと安心して走れます。

しばらく走ってみると、このような結果になったので、初期性能ではそれほど問題はなかったものの、ある程度継続して使うことを考えれば、高いシューズには、安いシューズの3倍という値段以上の価値があったと言えるのではないでしょうか。
ナイキの厚底シューズのような極端なものでなくても、ランニングシューズは高いものにはそれだけ実用的に優れている点があったのです。
「やっぱり、ちゃんとした靴を買おう」と、私が思い直したのは言うまでもありません。


リールはどうなんだ?

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さて、この事象を釣りのリールに置き換えてみましょう。

1万円のリールと3万円のリールに、3倍以上の性能差や耐久性があるでしょうか。
私には、そこまでの差があるとはとても思えないのです。

また、1万円のリールで釣れない魚が、3万円のリールを使ったからといって釣れることはないのではないでしょうか。
1万円のリールが10年使えたからといって、3万円のリールが30年使えるといえこともないはずです。(そもそも、今時のリールは10年使えるのか知りませんが)

 

このようにリールには、価格差ほどの性能や耐久性の差はないと言えるのではないでしょうか。
こういったことは、釣り具以外のものにも言えるかもしれませんが、釣り具はこの傾向が強い気がしてなりません。

あまり差がないということは、製造コストも価格差ほどの差がない可能性もあるのではないでしょうか。
そう考えてみると、あまり高い釣り具を買うのは、少しバカらしい気がしてくるのは、私だけなのでしょうか。

そんなことを考えていると、高いシューズを買うことにはあまり抵抗は感じませんが、高い釣り具を買うのはあまり賢明ではないのかもしれないと、思えてきてしょうがない今日この頃なのです。