釣りにゃんだろう

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安物釣り具と釣果の差。

このブログは、わりと安物の釣り具に肯定的です。
「使いようによっては、安いもので充分だ」と紹介している物が沢山あります。

しかし、意見というものは人それぞれですから、これとは逆に安物の釣り具をめちゃくちゃに否定する人も、釣り人の中には居ます。
そういった人達は、ちゃんとした物とコピー品のような物では性能が全然違うと主張することが多いです。

 

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例えば、とあるWebショップでは、フライラインの販売ページで安物ラインとの差を、このように激しく訴えていました。

この話を真に受ける人は、じゃあ高いラインを買おうと思うのでしょうが、それもどうかなと、私思ってしまいます。

私は、ちゃんとした会社のラインも1,000円台の安物ラインも使いますが、ここに書いてある程ではないものの、性能に差はあることは確かだと思います。。
値段が7倍から10倍も違うのですから、何も差が無かったら詐欺でしょう。

しかし、性能に差があるからといって、釣果に差が出ることは、私が釣りをした限りではほとんどありません。

 

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ちゃんと投げればちゃんと飛びますし、ちゃんと魚は釣れます。
安いラインで不都合が出るのなら、釣り人側に問題があることがほとんどなのではないでしょうか。
普通に釣りができる人なら、安物ラインを使って「ちょっとな…」と思う点があったとしても、釣り自体には支障はきたさないと思います。

つまり、高いラインと安物ラインの差は「性能の差=釣果の差」とはならない程度のものなのです。

 

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実際に、私は1,000円台のフライラインを使って、ヤマメからメーターオーバーのイトウまで釣っていますが、これがちゃんとしたフライラインを使った日には、もっと釣れるようになるかというと、そうでもないわけです。

釣りは魚を釣るのが目的なのですから、一番大事なのは性能の差ではなく、釣果に差が出るかなのではないでしょうか。

もし、ちゃんとしたフライラインを使ったら劇的に釣果が増えたとか120センチの魚が何本も釣れたとか証拠を見せてから性能の大事さを説くなら私は納得しますが、ただ安物とは性能が違うとだけ訴えられても、「それで、どれだけの魚が釣れたの?」と聞きたくなってしまいます。

 

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このように、釣り具というものは、性能の差を訴えるだけでは、それが本当に優れている証拠にはならないのではないでしょうか。
肝心なのは実際に釣りをして、釣果に差が出るかだと思います。

ちなみに、今回ラインラインと繰り返し言っているのはフライラインの話です。
ルアーフィッシングに使うナイロンラインやPEラインの激安の物の中には、本当に釣果に差が出たり、貴重な魚に逃げられることになるほど酷い性能の物もありますから、注意が必要だと思います。