私は、小さなサイズのフライを巻く時は、ちゃんとしたタイイング用のスレッドを使いますが、大きなサイズで大雑把な作りのフライを巻く時は、ミシン糸を使っています。
手芸屋などに行くと、かなり豊富なカラーのミシン糸が売られていますし、値段もフライタイイング用のスレッドと比べると、かなり安いです。
そして何より、ミシン糸で巻いたフライでも、どこまでも魚はよく釣れます。
フライフィッシングをする人の中には、マテリアルなどに、こういった安い代替品を使うことに難色を示す人が一部にはいるようです。
お金に余裕がある人なら、スレッドなんかまでにこだわり、高い物を買っても良いのでしょうが、誰もがそうできるわけではないと思います。
特に昨今は、フライマテリアルも随分と値上がりしていますし、そんな「こだわりを追求していくような釣り」をしていたら、いくらお金があっても足りなくなってしまうような時代です。
ミシン糸のような安い物を利用しても充分に釣りは楽しめますし、場合によっては真面目に高いスレッドを使っている人よりも魚は釣れることもあるわけですから、使えるところにはこのような代替品を使ってみても良いのではないでしょうか。
高いスレッドを使って、ろくに魚が釣れないよりは、ミシン糸を使っていても、バリバリ魚が釣れる方が、ずっとカッコ良いと思うのですが。
やたらと細かいことにこだわる人に限って魚をあまり釣ったことがないなんてこともあるわけで、そうなるよりはより実用的で安い物でガンガン釣りをするべきだと思います。
