釣りにゃんだろう

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ミッジ用の極小フックは作る人も大変。

最近、マルトというフックメーカーのサイトを見ていたら、「20番や22番といった極小サイズのフックを作るのが大変で、作業する人の心理的負担も大きいので、値上げか生産を止めることを検討している」というようなことが書いてありました。

極小サイズのフライというものは、巻くのも使うのも大変ですが、フックを作る側も苦労するものなのですね。

こんなに関わる人全てが苦労ばかりするなら、無理してそんなに小さなフックで釣りをすることもないんじゃないかと、私は思えてきてしまいました。

 

確かに極小サイズのフライでしか釣れない魚はいますが、魚はそれが全てではないのです。

もっと大きなフライでもっと大きな魚が釣れる釣り場は、他にいくらだってあるのですから、フックの製造者に大変な思いをさせて、自分も大変な思いをしてまで、そんな魚を釣らなくたってよい気がしてきます。

それでも、釣り人というものは強欲ですから、「どうしても一匹釣りたい」というような時には、極小サイズのフライを使いたくなる気持ちも分からないでもないです。(私自身もごく稀には使ってしまいます…)

 

しかし、このような低価格で高品質なフックを提供してくれる良心的なフックメーカーが音をあげるとは、余程大変なことなのでしょうし、フックが無くなっても、値上げされても、釣り人は黙って受け入れるべきでしょう。

個人的には、小さなフックは値段を3倍か4倍にしてしまってもいいのではないかと思います。

それでも、頻繁にミッジを使う元気な人は、いくらでも買うでしょうし、老眼などで「あまりに小さなフックの釣りは、もう止めようかな」と思っていた人は、これを期に止めそうですから、調度良いのではないでしょうか。