近頃、川でルアーフィッシングをしている人達を遠目に見ていると、随分と長時間ファイトしていることが多いです。
そして、さぞかし大物なのだろうと思いきや、釣れてきた魚はアベレージサイズなんてことばかりなのです。
このような謎の長時間ファイトをしている人達は、細いラインを使ってドラグをユルユルにしているから、そうせざるを得ないのだと思います。
無駄に長時間ファイトすることになれば、それだけバレる確率も高くなりますし、魚を必要以上に疲労させることにもなりますから、できる限りこのようなことをしない方が良いはずです。
それなのに、永遠とジージーとドラグを鳴らし続けている人が多いのは、一体どうしてなのでしょうか。
管理釣り場で釣りを覚えた人が多いから、細いラインでジージーひたすらドラグを鳴らす釣り方しか知らないのでしょうか。
それとも、やたらと細いラインを使わせて、ラインやルアーを早く消耗させ次から次へと買わせようとしているメーカーの言うことを信じているからでしょうか。
何れにしても、必要以上に長くファイトして魚を弱らせたり、時には大物に逃げられたりするのはアホらしいことですから、止めた方が良いと思いますね。
自然の湖や川は管理釣り場のように魚が超絶スレているわけでないのですから、ラインが多少太くたっていくらでも釣れます。
水の流れを読み、ちゃんとしたルアー操作ができれば、太いラインでもルアーを浮き上がらせないことはできますし、アタリだって問題なくとれるはずです。
太いラインを使えば、多少ドラグをキツめに締めたって魚は普通に釣れるわけですし、あまり反転して走らせることもなく、ランディングに失敗する可能性だって低くなるわけです。
さらに、太いラインを使えばルアーのロストも減るというオマケまで付いてきます。
ですから、永遠にジージーとラインを出されるようなラインの太さとドラグ設定で釣りをしているなら、自然の川や湖では間違った選択をしていると言えるのではないでしょうか。
どうしても永遠とジージーとドラグを鳴らし続ける釣りを楽しみたいのなら、管理釣り場に行った方が良いでしょう。
それなら、いくらでも魚がいますし、いくらでも失敗できるのですから。
自然の川や湖は、いつ一生に一度というような魚がくるか分からない所なのですから、失敗の増える遊び半分のような釣り方は止めるべきだと思います。
