釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

魚をグルグル泳がせて浮かすテクニック。

たまに、良いサイズの魚を掛けたけれど、ブッシュやテトラに突っ込まれたとか沈木に巻かれたとかで逃がしてしまったという話を聞きます。

釣り場にこうした障害物があって、魚が勢いよく走り回ると、こういったことはどうしても起きてしまうと思いますが、それなりに防げることではあると思います。

 

f:id:nyandaro:20220327153027j:plain

そもそも、魚が障害物に突っ込んでしまうということは、ラインを引き出されるから起きるはずです。
魚が走ると、ドラグが滑るか、フライなら手にしているラインを緩めたりして、ラインが引き出されるから、障害物に突っ込むのでしょう。

それでは、障害物が多い釣り場では魚が掛かってもラインを引き出されないように、ドラグやラインを掴んだ手をロック気味にしてやれば、障害物に突っ込む回数は減るはずです。

そんなことをしたら、ラインが切れてしまうと言われるかもしれませんが、そのためにはラインをかなり太めにしておけば良いのです。
太めのラインなら、ロッドの曲がりでショックを吸収するだけでも、意外とラインが切れてしまうことはありません。

 

f:id:nyandaro:20220327153204j:plain

考えてみれば、のべ竿でも魚は釣れるのですから、充分な太さのラインだったら、そんなにジージーとドラグを鳴らしてラインを引き出させる必要はないのです。

魚が掛かったら、ぐっとロッドを曲げて、ラインはあまり出さず魚を走らせずに、その場でいなすようにすると、魚はぐるぐると円を描くようにファイトすることが多いです。
余計なラインの弛みだけはとりながら、ぐるぐるぐるぐるとさせているうちに、魚は疲れてきて浮いてきますから、後はネットで掬ってしまえば良いのです。

このように障害物の多い釣り場では、太いラインを使って、のべ竿的なファイトをすれば、障害物に突っ込まれるような失敗は減るはずです。