釣りにゃんだろう

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GETTのウェア。

上州屋という釣具屋のチェーン店が、GETTという自社ブランドのウェアを売っていますが、あれを着て釣りをするのは、なかなか勇気がいりますよね。

「上州屋のウェアを着て釣りをするのはカッコ悪い」と、世の中のほぼ全ての釣り人が思っているのではないでしょうか。
「GETT」という文字がちょっとでも見えてしまえば、そんな「上州屋バレ」をしてしまうわけですし、恥ずかしくて着ていられたものではありません。

 

私は、実は夏場のウェットウェーディング用のネオプレーンソックスに、GETTの物を使うことがあるのですが、グラベルガードでソックスが見えないようにしっかりと隠しています。

激安でしたし、何年使っても壊れませんし、製品自体には何の不満もないわけですが、やはり「大っぴらに使うのはちょっと…」と思ってしまうわけです。

このように、釣り人達からは恥ずかしいものだと見なされることが多いGETTのウェアですが、田舎のおじいさんなんかは、あまり気にせずに使っていることがあります。
ブランドなどは気にせず、GETTのウェアを着こなし、さらっと自然体で釣りをしているのです。

 

そういった人の姿をたまに見かけると、本当に恥ずかしいのはGETTのウェアではなく、我々の方なのかもしれないと思わされてしまいます。

見栄えばかり気にして、上州屋だなんだと文句を言いながら釣りをしている我々と、そういった人達とでは、どちらが純粋に釣りを楽しめているのでしょうか。
魚を釣るという、魚釣りの本質を極めているのは、どちらでしょうか。

 

我々は、どうでも良いことばかり気にして、釣りの本質を忘れてしまっていないでしょうか。

本当にカッコいいのは、GETTのウェアなんかを着て、さらっと凄い魚を釣る人なんじゃないかと、私は近頃は思ってしまいます。