釣りにゃんだろう

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ライトスタイル鮎と変態タイツ。

いつだったかダイワ提供の釣り番組を見ていたら、若い女の子が出てきて、「ライトスタイル鮎」なる釣りをしていました。

その釣りは、友釣りではあるものの、鮎タイツのような鮎釣り独特の身体にフィットしたタイツのようなウェーダー類は着用していませんでした。

 

www.daiwa.com

Tシャツと短パンの下にスポーツタイツのようなものを履き、ちょっと膝から下を守る物を脛に巻いているという、トラウトフィッシングで言うところのウェットウェーディングに近いスタイルでした。

このような格好ですと水の抵抗が大きくなりますから、あまり流れの強い場所に立ち込むのは危険なはずですが、小さな川や水量の少ない場所などでは、充分に釣りになっているようでした。

 

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若い女の子を使って、ダイワがこのような釣りを打ち出してきたということは、やはり一般人にとっては、鮎タイツなどの鮎釣りのスタイルは、ちょっと異常で恥ずかしかったり、ダサく見られているのではないか、という自覚があったのではないでしょうか。

ちょっと釣りをする女の人でさえ、川でアユ釣りに似たスタイルで本流釣りをしている人を見かけたら「あれは何なの(笑)」と言っていたのを見たことがありますから、やはりヘンテコに見えるものなのでしょう。

自分から進んで恥ずかしい格好をしたいと思う人は少ないでしょうから、やはり鮎釣りの普及には、あの独特な格好が大きな壁になっていたのかもしれません。

そこで、「あまり変な格好をしなくても、鮎釣りはできますよ」と、鮎釣りをスタートする敷居を低くするために考え出されたのが、「ライトスタイル鮎」なるものなのかもしれません。

もしも、この釣りから鮎釣りを始めてハマってしまえば、もっと本格的に釣りたくなってしまい、恥ずかしい鮎タイツを着てでも釣りをするようになる可能性もあるかもしれません。

 

 

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私も、昔は「ウェーダーって変だしダサいよなぁ」と思っていましたが、今では何の迷いもなく履いてしまっています。
それだけ、釣りには、ひと度ハマってしまえば、それまでの感覚や感性を麻痺させる力があると思うのです。

ですから、ライトスタイル鮎でも、とにかく鮎釣りさえ始めてもらえれば、いつの間にか鮎タイツを履いて身体のラインを見せつけまくって釣りをしていた、なんて人も出てくるのではないでしょうか。

まあ、これはあくまで釣り人目線で考えてみたことですからね、実際にそう上手くいくのかは分かりませんが。
ライトスタイル鮎とやらを始めた人が、はたして日本中でどれくらいいるのでしょうかね。