ヘドンにタドポリーというルアーがあります。
これはお玉じゃくしを模したルアーという、ちょっと珍しいものです。
本当にお玉じゃくしか?
そうは言っても、このルアーはあまりお玉じゃくしには見えません。
実際には、リップ一体型のクランクベイトといった感じで、浮き上がりにくく激しくアクションするものとなっています。
ヘドンのルアーですから、基本的にはバス用のルアーなのだと思います。
しかし、このアクションはバス以外にも有効らしく、開高健の本などには、キングサーモンやパイクやタイメンを釣る場面に出てきます。
中でも、リスの川を被せたタドポリーで、モンゴルの激流の中からタイメンを釣った場面が有名です。
私もこのような場面の影響で、バス釣りはしないにも関わらず、タドポリーを持っています。
しかし、パイクやタイメンを釣る機会は、たまにあるにはあるのですが、よく考えてみたらまだ一度もこのルアーを投げてみたことがありません。
他に釣れた実績のあるルアーがあるのに、わざわざちょっと奇抜なルックスのルアーを投げてみる気にはなれないからでしょうか。
せっかく持っているのに使わないのは勿体ないので、そろそろ5投くらいだけでもよいから、使ってみようかと思っています。