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飛行機に乗る時、ロッド(釣り竿)はどう預けるべきか? サイズ・ケースなど。~国内線編~

近頃は飛行機に乗って釣りに行くことが、さほど珍しくない時代になりました。
しかし、そういった旅行が初めての人は、ロッドをどのように預ければ良いのかなど、多少は疑問に思うことがあるかもしれません。
今回は、そんな方々のために国内線の場合について、説明したいと思います。

 

サイズ・重量のチェック。

ロッドを持って飛行機で旅に出る場合、パックロッドなら梱包してスーツケースやバッグに入れられるので、壊れ物指定を頼む以外は、通常の荷物を預ける時と変わることは特にありません。
しかし、2ピースなどの長いロッドを預けるとなると、まずはサイズを気にしなくてはなりません。

 

JAL、ANAなどの場合。

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預け荷物のサイズ制限は、近年世界中で厳しくなってきています。
JALの国内線では3辺50×60×120以内、ANAの国内線では3辺の合計が203センチ以内となっています。
重量は、どちらの会社も普通席で荷物の合計が20キロまで無料となっています。

 

この数字ですと、ロッドの長さによっては越えてしまうのではないかと心配になってしまいますが、釣り竿はスポーツ用品と見なされ、規定サイズ以上の長さがあっても問題ありません。
ただし、これにも飛行機の機種によって搭載可能な目安が決まっており、目安内でも他の手荷物の状況などで預けられない場合があるとされています。
ロッドは、さほどかさばる物でもないので、そのような状況になることは考えにくいですが、あまり長いロッドは避けた方が無難でしょう。


LCCの場合。f:id:nyandaro:20190313130409j:plain

LCCの場合は、荷物を預けるだけでも料金をとられますが、ロッドのような長い物を預ける場合には、さらに追加料金をとられることもあります。

たとえば、ジェットスター航空の場合は、長辺が1メートル以上のものには、2,000円の追加料金が必要で、長さの制限は2.3メートルまでで、一人二個までとなっています。

荷物を持っていると、あれやこれやとお金をとられて結局値段が高くなるのがLCCですから、荷物が多くなりがちな釣りに行くのには、あまり向いていないのかもしれませんね。

 

ロッドケースについて。

JALやANAを利用した場合、セミハードのロッドケースなどで預けると、保護するケースに入れてくれることもあるようですが、やはり一番安全なのは自分でしっかりとしたケースを準備することです。
また国際線を利用する場合には必ず必要になるものですから、持っておいて損はないでしょう。

 

買う場合。

通称バズーカと呼ばれているハードケースですが、プラノ製の物が定番です。結構バリがあったり雑な作りではありますが、丈夫なもので信頼性も高いです。
他社製品にもいくつか飛行機での旅に耐えうるものがありますが、それほど選択肢は多くないので、好きな物を買えば良いでしょう。

 

作る場合。

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ロッドケースは、単純な構造の物なのに、結構値段が高いものです。
しかし、塩ビ菅を使って自作すれば安く済ませることができ、長さも自分の必要な長さに自由に設定でき、重量や強度も好きに決めることができます。

とても簡単に作ることができるので、自作している人も多いです。
塩ビ菅の規格についてや、作り方の一例については、以下をご参照ください。


 

ロッドの入れ方。

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いくら丈夫なケースが準備できても、丁寧に収納しなければ、ロッドの破損に繋がりかねません。
とにかく、自分が考えられる最良の方法で、ロッドが強い衝撃を受けないように工夫しましょう。

一番いけないのは、ロッドを剥き出しで入れて、カラコロとケースの中で自由に動いてしまう状態です。
これでは、何のためにハードケースに入れたのか分からなくなってしまいます。

 

まず、ロッドは袋などに必ず入れて、ロッドのブランク同士が触れ合わない状態にしましょう。
ロッドが複数ある場合は、マスキングテープなどで束ねます。

さらにプチプチやタオルなどで、全体をくるんでからケースに入れます
ケースの底と蓋側には、スポンジなどを詰め込み、ロッドが動かない状態にします。

とにかく大切なのは、ケースを振っても、一切中でロッドが動かない状態にすることです。
もしも、まだ中でガタゴトとロッドが動く気配がするなら、プチプチなどを詰めたりして、ロッドが動かないようにしましょう。

 

 

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以上のように国内線では、ロッドのサイズについては、あまり気にする必要はなさそうです。
荷物の扱いも日本国内では、チェックイン時に「釣り竿です」と伝えればすぐに壊れ物の札を付けてくれ、かなり丁寧に扱ってくれるので、破損の可能性はとても少ないはずです。
とにかく、しっかりとしたケースさえ準備すれば、そんなに心配する必要はなく、釣り旅を楽しめるでしょう。