釣りにゃんだろう

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釣り人と環境問題。

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釣り人の中には、環境問題に関心のある人も多いのではないでしょうか。
釣りは、釣り堀でもない限り基本的に自然の中で行うものであり、その自然が壊れてしまえば、釣り人が釣る魚も居なくなってしまうわけで、釣り人にとって環境問題というのは他人ごとではないのです。

ですから、釣りをせずに街に暮らしている人々よりは、釣り人の方が環境の変化や開発に敏感であり、当事者意識を持って考えられるのでしょう。

 

釣り人は、魚を釣って傷つけラインや仕掛けを水中に廃棄し、自然を脅かす存在ではあるものの、もう一方で行き過ぎた開発などに警笛を鳴らし自然を守ることができる存在でもあるはずです。
自然の実情を知っていて、その保全を望んでいるという、現代社会では貴重な存在であると言えるでしょう。

 

 

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しかし、多くの人間が愚かであるように、釣り人というものも聖人ではありません。
いくら釣り人が自然の保全などを望んでいるとしても、それは釣り人の目線からでしかなく、ひどく歪んだ価値観を持っていることも少なくありません。

結局のところ、釣り人が望んでいるのは「自分の好きな魚が沢山居る環境」でしかないことも多く、本当に自然の保護に役立つような存在である釣り人は、ほとんど存在しないと言ってもよいのではないでしょうか。

このようなことは、何も釣り人にだけ言えることではなく、環境問題等を訴える人々全てに言えることかもしれません。
彼ら彼女らは、あくまで自分達の思想や立場から活動しているだけであり、それが本当に地球の環境を守ることに繋がるのかは、疑問に思えることも少なくありません。

 

 

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この星の自然を守るのに一番良い方法は、自然を破壊する原因である人類が大きく数を減らすか消滅することしかないでしょう。
それ以外には、根本的な解決法はないのではないでしょうか。

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」という映画の中で、シャア・アズナブルという人は、地球に巨大な隕石を人為的に落とし、人類を地球に住めない環境にして強制的に全人類を宇宙に移住させ、あとは地球の自浄作用にまかせて、長い時間をかけて地球を再生させようとします。(実際にはそれ以外にも隕石を落とす理由はあるのですが)

人類全員が利口になるなんてことは、この先どんなに時間が経っても考えられないので、これは富野由悠季という人が考えたフィクションですが、環境問題の解決策としては、一つの究極的な方法として「あり」なのかもしれません。

 

 

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それでは、人類を絶滅させたり地球に隕石を落とせないのなら、どんな活動も全てが無駄かと言えば、そうとも言えないので、まあせいぜい各々が自分の正しいと思えることをやっていけばよいのではないでしょうか。

様々な意見がぶつかり合い、議論が行われるだけでも、何も行われないよりはマシでしょう。
釣り人も、「自分の好きな魚が沢山いる環境」が欲しいだけだとしても、その欲望が自然を守ることに繋がる可能性はゼロではないのですから、思うことがあるのなか声を上げたり行動を起こすべきだと思います。

 

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