ここ数年、冬に富士山の近くを通ると思うのですが、富士山に雪がろくに積もっていないことが増えた気がします。
私は、子供の頃から富士山が見える土地で育ったのですが、その頃と比べると、とても冬とは思えないくらい雪が積もっていません。
それだけ雪が降らなくなったことなのでしょう。
雪が降らなくなったのは、富士山だけではなく、全国的な現象だと思います。
たまに局所的に大雪が降ることもありますが、近年は全国的に雪が少ないでしょうし、スキー場なんかが営業できなくなったニュースもよく聞かれます。
そして何より、どこに釣りに行っても、春に川に水が少ないことが増えています。
以前だったら、雪溶け水が大量に流れ込んでいて、釣りができるか心配になっていたような場所でも、ろくに水が無いことが少なくありません。
釣りが沢山できるのは嬉しいですが、春に水が少ないまま梅雨もあまり雨が降らず、夏もろくに降らず、一年中渇水状態の川も多いわけで、これだけ水が少なければ、魚の生息状態に影響を与えないわけがないでしょう。
渇水のために産卵場所まで移動できなかったり、隠れ場所が減り鳥に食べられやすくなったり、夏に高水温になり死んだりと、水が少ない川は魚が減る要素だらけなのではないでしょうか。
やはり、川というものは、釣りに困るくらいの水量があるのが健全な状態であり、年中チョロチョロと流れているような近年の状態は、かなり問題があると思います。
昨今の環境の変化を考えてみれば、これからも川が年中渇水気味な状態は続いていくか進行していくはずですし、このままいけば川で釣りなんかできなくなるでしょうし、深刻な水不足で人間の生活自体も危うくなるかもしれません。
まあ、地球全体の環境のことを考えれば、ここらで人類は滅亡した方が良いのでしょうし、自然がその方向に進んでいると考えれば、仕方がないことなのかもしれません。
恐竜が現在は居ないように、地球の歴史を考えれば、どんなに繁栄した生物も、いつかは滅亡するような環境の変化が起こっているわけです。
釣りをしていて気づく環境の変化を見ていると、そろそろ人類の時代も終わりに向かっているのではないかと考えさせられます。