私は、あまりお金を掛けずに釣りを楽しんでいるので、釣り具やウェアの大半を中古で買い揃えています。
こういった物を買った時に、困ったことになるのは、買った物にタバコの臭いが染み付いていた時です。
釣りにタバコの臭いは厳禁！
どうして困るかと言うと、以前も書いたと思いますが、タバコの臭いは魚に嫌われる可能性がある（特にサケ・マス類）という研究があるという文章を読んだことがあるからです。
それから、私自身もタバコは吸わないので、タバコ臭い物があると気になって仕方ないということもあります。
ですから、手に入れてきた釣り具がタバコ臭かった場合には、徹底的に洗う必要があります。
リールやルアーなどでタバコ臭いものは、中性洗剤などで念入りに洗い乾燥させます。
タバコの臭いの染み付き方というものは、なかなか強烈であり、一回の洗浄で臭いがとれることは、まずありません。
何度か洗浄と乾燥を繰り返して、ようやく使える状態になります。
今までで一番辛かったのは、古いフライをボックスごと仕入れてみたらタバコ臭かった時です。
まずボックスは、フォーム部分についた臭いがとれる気が全くしないので、ちょっともったいない気がしましたが、直ぐに捨てました。
それから、小さなフライを一つずつ中性洗剤で手洗いして乾燥させることを数回繰り返して、なんとか許せるレベルまでタバコの臭いをとることができました。
こういったタバコ臭い釣り具を洗っていて、いつも思うことは、前の持ち主は魚を釣るチャンスをかなり逃していたのではないかということです。
まず、タバコ臭い釣り具を使っていると魚に嫌われていた可能性があります。
もちろん、魚は釣れていたのでしょうが、タバコ臭くなければ、もっと沢山魚が釣れたり老獪な大きな魚が釣れていたかもしれません。
それから、タバコを吸うと無駄に時間とお金を消費することになります。
そのお金でもっと釣り具を買ったり、もっと釣りに行く回数を増やしたり、もっと遠くまで釣りに行けたのではないでしょうか。
このように、タバコを吸い釣り具をタバコ臭くすることは、ダブルで魚を釣るチャンスを逃すことになる可能性があるのではないでしょうか。
タバコを吸わない、タバコ臭い釣り具は洗う、これだけのことをするだけでも、もっと魚が釣れるようになるのかもしれません。
