私は、釣りをするくせに魚の臭いが苦手です。
魚に触れると一瞬で手が魚臭くなりますから、釣れた魚にもできる限り触りたくありません。
様々な魚の中でも、特に強烈な臭いだなと感じるのは、鯉や鮒といった類いのものです。
コイ科の魚は、川魚独特の強烈な臭いがしますし、それに加えてヌメヌメした感じもしますから、たまに釣れてしまったりして触らなければならない時には、「うわーっ」と嫌々触っています。
コイ釣りは超大物が狙えますし、ヘラブナ釣りは奥が深そうですし、釣りそのものには興味はあるのですが、あの臭いを考えてしまうと、あまりやりたくなくなってきてしまいます。
現状では、せいぜい数年に一度冬場にフライで鯉を釣るくらいです。
こういった強烈な臭いがするコイ科の魚と比べると、私がよく釣るサケ科の魚は、そこまでは魚臭くない気がします。
魚の臭いはするにはするものの、どうしようもなく臭いという感じではありません。
ちょっと触ってしまっても、石鹸で軽く洗えば、全く臭わなくなる程度です。
それに、そもそもがあまり魚に触れずに逃がすことが推奨されている魚ですから、どうしても持って写真を撮りたい大きな魚でも釣れない限りは、がっつり魚に触れる必要はありません。
もしかしたら、こういった点も、私がサケ科の魚ばかり釣っている理由の一つなのかもしれません。
私と同じようにに魚の臭いは嫌いだけれども釣りがしてみたい人には、淡水で釣りをするなら、所謂トラウトと呼ばれるジャンルのサケ科の魚を釣ることをお奨めしたいと思います。