釣り具メーカーが提供の釣り番組を見ていると、近年ではほとんどの場合で、ワカサギを釣る時に電動リールを使っています。
テレビ番組は釣り具の宣伝ために作られているので、わざわざ電動リールを使っているのかもしれませんが、実際の釣り場でも、ワカサギ釣りをする時に電動リールを使う人は増えているようです。
私は、そもそも釣りに電動リールを使うことは、ちょっとどうなのかな?と思っていますが、さすがに「ワカサギ釣りには使わなくていいのではないか」と言いたくなってしまいます。
ワカサギ釣りと電動リール。
ワカサギはとても小さな魚ですから、いくら釣れても力は全く必要なく巻き上げられる魚でしょう。
それから、垂直に仕掛けを落とし込んで釣りをしてはいるものの、海の船釣りのように数百メートルも落とし混むことはないので、手で巻き上げたって何十分もかかるなんてことはないわけです。
そもそも、ちょっと昔まではワカサギ釣りにはリールさえ使わずに、糸巻きのような物が付いた竿で釣ることが多かったわけですから、電動リールなんてなくても釣りができることは明白なわけです。
それでは、なぜ近頃はワカサギ釣りに電動リールが使われるようになったのかと考えてみれば、その方が効率良く沢山釣れるのと、電動リールやそれに対応したロッドや穂先を売ってメーカーが儲かるからだと思います。
そもそも、釣りは漁ではないのですから、電動リールを使ってスピードをかせぎ、数を競ってワカサギなんかを釣りまくる必要があるのでしょうか。
何百匹も釣った人が偉いとか凄いなんてことはないはずで、自分や家族がほどほどに美味しく食べられる分くらい釣れれば充分なのではないでしょうか。
それには、電動リールなんて必要ないはずですし、2本も竿を出して両手で釣るなんて貧乏臭い行為もしなくてよいはずです。
ワカサギ釣りに電動リールを使いたい人は使えばよいだけの話ではあるとは思いますが、なんだかとっても卑しい釣りだなぁと私は思ってしまいます。
皆さんは、電動リールを使ってまで、山のように小さなワカサギを沢山釣りたいと思いますか?