テレビの釣り番組で、ジギングで大きな魚を易々と釣っている人が、ファイトする時に大事なことは「しっかりと呼吸することだ」と言っていました。
息を止めるように必死になってファイトしてしまうと、身体の動きが悪くなったり、疲労がたまりやすくなるからだそうです。
確かに、大きな魚が掛かった時に、落ち着いて通常の呼吸を保つことはあまりできていない気がします。
魚を取り込んだら、軽くハーハー言っていることが多いですし、それだけファイト中はちゃんと呼吸ができていないのでしょう。
ちゃんと呼吸ができていないということは、やはりそれだけ身体の動きも悪くなるでしょうし、判断力も鈍るに違いありません。
ですから、魚を釣ってもハーハー言わないくらいに、余裕を持って普通に呼吸しながらファイトできるようにするのは本当に大切なことなのかもしれません。
しかし、そうは言っても、これはなかなか難しいことだと思います。
大きな魚が掛かれば、どうしても緊張したり興奮したりしてしまいますからね。
それが一生に一度のチャンスである可能性もあるわけですし。
そんなチャンスでも落ち着いて呼吸ができるように日頃から心を整えておくのも、釣りの大事な練習なのかもしれませんね。