もう結構長いこと、釣りの世界では怪魚釣りがブームです。
怪魚用のタックルが沢山売られていますし、怪魚ハンターと呼ばれる人達が何人もいて、本を出したりテレビに出たりしています。
また、こういった有名な人達でなくても、若者から中年まで海外に怪魚を釣りに行っている人は沢山います。(ここ一年半ほどは行けていないでしょうがね…)
それだけ、「何が起きるか分からないような海外の僻地に行って、信じられないような巨大な魚を釣る」ということには、石の墓場のような場所で暮らしている日本の釣り人を魅了する力があるのでしょう。
私も、「辺鄙な所に行ってデカイ魚を釣りたい」と思い、面白がって怪魚釣りのテレビ番組などを見ていますが、興味が湧いてきて「よし、おれも行くぞ」と思ったことは意外とありません。
「ロケーションも魚も綺麗だし、面白そうだな」と思ったのは、ネパールのマシール(サハール)くらいです。
タイメンはよく釣りますが、これは私の中ではイトウの親戚なので怪魚だとは思っていません。
そんなわけで、私は辺鄙な所に行ってデカイ魚を釣りたいわりには、怪魚釣りにはあまり興味がないみたいです。
考えてみれば、日本に居てもほとんどサケ科の魚しか釣っていませんし、当然と言えば当然なのかもしれません。
私の本心は、「辺鄙な所に行ってデカくて綺麗な魚を釣りたい」というところなのでしょうか。
まあ、そうは言っても、良いチャンスが舞い込んできたのなら、ピラルクやヨーロッパオオナマズやナイルパーチなんかは釣ってみたいとは思いますが、自分の中では相当優先順位は低い釣りです。
大きい魚が釣りたいと言っても、ただ大きいだけではいけないのですから、釣りという趣味は、人によって様々な拘りがあり、なんともめんどうなものなのだろうかと、自分の釣りの趣味を考えていても思ってしまいます。