私は、滅多に使わないのですが、1,600円で中古で飼ったダイワのフライロッドを持っています。
そして、そのロッドにはスコットランド製と書いてあります。
私は、その表記を見た時に、「ちょっと微妙だな」と思いました。
近年のロッドの製造技術などから考えると、スコットランド製の物が、そこまで優れているとは思えないからです。
ダイワがロッドを日頃から製造しまくっているアジアの国の物の方が、実際には信頼度は高い気がしてなりません。
それでも、わざわざこのロッドがスコットランド製になっているのは、その方がフライをやる人には喜ばれると考えられたからなのではないでしょうか。
スコットランドはイギリスの一部ですし、フライフィッシングの本場でもあります。
そういった本場のブランクスだということが、フライをやる人にはアピールに繋がると思われていたに違いありません。
フライをやる人は、実際の性能よりも、名前や謂われにこだわる傾向が強い気がしますから、間違った作戦ではない気がしますね。
しかし、このロッドは安物なので、そういったことにこだわる人は、そもそも買わなかったような気もしますけどね。
格式とか伝統とか由緒とか、そういったものをこんな安物でも出そうとしていたとは、ちょっと面白いものだなと私は思いながら、時折スコットランド製という文字を半笑いで眺めながら魚を釣ってています。