北海道の道北の美深町には、美深チョウザメ館というちょっと変わった施設があります。
道の駅に隣接していて、入場無料で見ることができるので、釣りの途中などにちょっと寄ってみるのに最適な場所となっています。
美深チョウザメ館。
美深チョウザメ館は、美深の道の駅のある「びふかアイランド」という公園のような場所にある施設です。
開館時間は9時~17時。休刊日は月曜日です。
この場所には、他にもキャンプ場やカヌーを漕げる池や温泉などがあり、「お勧め道の駅ランキング」というようなもので一位にもなったことがあります。
チョウザメ館は、そんな中でもひっそりとたたんずんで、ちょっと地味な存在ですが、釣り人には興味深いものとなっています。
美深のチョウザメ。
美深を流れる天塩川には、昭和の初期まではチョウザメが生息していたそうです。
そのような理由から、美深町ではチョウザメを養殖したり、このような飼育展示施設を作ったりして、町の名物にしようとしているようです。
チョウザメ館に入ってみると、巨大な様々な種類のチョウザメや生態についての解説が展示されています。
チョウザメにも色々な種類がいるとは、私は知りませんでした。
大正時代にでも生まれて、この巨大なチョウザメを釣ってみたかったものだな、と釣り人なら思えてくるのではないでしょうか。
イトウもいるよ。
チョウザメ館では、チョウザメの他にも天塩川に生息する魚達も展示されています。
天塩川というと、釣り人にとってはチョウザメよりも、イトウに興味のある人が多いかもしれません。
チョウザメ館にもイトウがいるのですが、これがなかなか釣り人に優しいものとなっていました。
水族館には、大きなイトウがいたりして釣り人が自尊心を傷つけられることも多いのですが、ここのイトウは安心です。
大きめのイトウは、なんと鯉と一緒の水槽に暮らしていたのですが、「あっ、これなら、よく釣れるサイズだ」というような程度の大きさで、釣り人も穏やかな気持ちで見ることができます。
また、水族館のイトウは、顔が潰れていたりして、ちょっと奇妙な形をしていることがあるのですが、ここのイトウは、顔も綺麗ですし、ヒレもなかなか綺麗で美形でした。
展示内容が変わって巨大なイトウが登場してくる可能性もありますが、ここのイトウは安心して釣り人にお勧めできます。
以上のように、美深チョウザメ館は、入場無料の小さな施設ながら、釣り人には興味深い内容となっています。
ちょっと美深の道の駅に立ち寄ったついでなどに、ご覧になってみてはいかがでしょうか。