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釣り人におすすめ 入場無料!「札幌市豊平川さけ科学館」

札幌市の真駒内公園内に入場無料で見ることができる、サーモン・トラウトの仲間をメインとした水族館のような施設があります。

札幌市豊平川さけ科学館

釣り人にとっても、なかなか興味深い場所なので、ご紹介したいと思います。

 

札幌市豊平川さけ科学館とは。

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豊平川さけ科学館とは、1979年から始まった豊平川へのサケ稚魚放流により、戦後途絶えていたサケの回帰を復活させた運動の一環として、「放流するためのサケの孵化場」「市民がサケについて学習するための施設」という目的で1984年に開設された、歴史ある施設です。

孵化放流事業を行う以外にも、様々なサケ・マスの仲間や豊平川に生息する魚を飼育展示していて、これらを無料で楽しむことができます。

 

アクセス・休館日など。

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豊平川さけ科学館は、真駒内公園内にあります。
真駒内公園の駐車場は平日は基本的に無料ですが、4月29日~11月3日の土・日・祝日は有料となり、乗用車は一台320円です。

休館日は月曜日(祝日の場合は次の平日)と年末年始です。

詳しいアクセス方法や最新の情報は、公式サイトでご確認ください。

 

こじんまりとした施設だが、見どころが凝縮されている。

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豊平川さけ科学館の本館は、ログハウス風の可愛い外観をしています。

入場すると、まずシロサケの生態や豊平川の放流事業に関する展示があります。
この施設のメインであるはずですから、一度はちゃんと見てみましょう。

さて、展示ホールを抜けると、飼育展示室に入ります。
ここからが、釣り人が喜ぶところでしょう。
かなりの種類のサケ・マスの仲間の種類の稚魚たちが、種類別に水槽に入れられて泳いでいます。

 

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現在、どれだけの種類のサケ・マス類が展示されているかは、ホームページにアップされています。

これを書いている時点でのリストを見てみますと…

サケ
カラフトマス
ベニザケ
ギンザケ
マスノスケ
サクラマス
サツキマス
ビワマス
ニジマス
カットスロートトラウト
タイセイヨウサケ
ブラウントラウト
アメマス
ニッコウイワナ
ドリーバーデン
ミヤベイワナ
カワマス
レイクトラウト
イトウ
アメマス×サクラマスの人為交配個体

となっています。

これだけの種類の魚を一気に無料で観られるとは、こじんまりとした外観からは想像もつかない施設です。

最後の特殊な交配個体は抜きにしても、これらを全部釣ったことがある人は、かなりの釣りキチなのではないでしょうか。
私も「早く全種類釣りたいな」と、ここを訪れる度に思ってしまいます。

「これは釣った」「これは初めて実物を見た」などと眺めているだけでも楽しいものなのですが、稚魚なので、いかんせん違いが分からないのが、またちょっと楽しいものでもあります。
生きているマスノスケ(キングサーモン)を、私は初めてここで見ましたが、あまりの可愛い姿にびっくりしてしまいました。

 

そんな稚魚展示の部屋を抜けると、地下から水槽を観られる水族館のようなゾーンに突入します。f:id:nyandaro:20190313171337j:plain

この水槽の中を泳いでいる魚は、季節によって入れ替えられているようですので、季節を変えて何度か訪れても楽しいものでしょう。

 

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地下から地上に上がると外に出ることができ、屋外かんさつ池を見ることができます。

ここには、なかなか良いサイズのイトウ(空知川水系のものらしい)が何匹も泳いでいます。
また、有料でイトウのエサやりをすることができます。

私がいつか訪れた時には、静かな午後の日差しの中で、小さな子供と母親が楽しそうにイトウにエサをあげていて、とても微笑ましかったです。

豊平川さけ科学館には、さかな館という別館もあり、こちらにはサケ科魚類以外の様々な魚や水辺の生き物が飼育展示されています。

 

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このような内容の豊平川さけ科学館は、静かで平和で楽しい癒し系の施設です。
私は、真駒内付近を通る用事があって暇があれば、必ず立ち寄ってみたくなる場所です。
「この間より大きくなったなぁ」などと、魚の成長を見守ることもでき、何度行っても楽しいものです。
みなさんも、真駒内付近で暇をもて余すようなことがあったら、一度訪れてみてはいかがでしょうか。