琵琶湖から流れ出す瀬田川のほとりに、滋賀県南郷水産センターという施設があります。
ここでは11月下旬~6月頃まで、ルアー・フライの釣り場が開設されているので、一応管理釣り場と言えるのですが、ちょっと変わった施設なので今回はご紹介したいと思います。
魚のテーマパーク 南郷水産センター
南郷水産センターは、滋賀県漁業協同組合連合会が1966年に開設した「さかなのテーマパーク」です。
『釣って、つかんで、触れて、食べて、さかなと遊べるパラダイス』がコンセプトらしく、人々に水と魚に親しむ機会を提供することを目的としています。
場内には、前述のルアー・フライ釣り場以外にも、マスのエサ釣り場、つかみどり、金魚すくい、コイ釣り場、フナ釣り場などのコーナーがあり、その他にも様々な魚が池や水槽に展示されています。
いずれもリーズナブルな価格で楽しめるので、釣りや魚の好きな人にはちょっとした穴場だと思います。
南郷水産センターのアクセス、営業時間など。
南郷水産センターへのアクセスは、車なら名神高速道路瀬田西ICから8分。
電車なら東海道本線琵琶湖線・京阪電鉄石坂線 石山駅から京阪バスを利用して南郷洗堰下車 徒歩3分です。
営業時間は9時30分~17時00分まで。(11月~2月は16時30分)
定休日は火曜日です。
詳しい情報や最新情報は、ホームページでご確認ください。
ルアー・フライ釣り場のレポート。
それでは、実際にルアー・フライ釣り場に行った時の様子を、少しお伝えしましょう。
まず入り口で入場券を購入して入場します。
釣りなどの料金は、各コーナーごとで支払うようになっています。
ルアー・フライ釣り場に向かう途中にあった、浅い池を覗き込むと、メーターオーバーの草魚らしき魚が、一斉に集まってきました。
「ニジマスよりこっちの方が釣りたいわ」という気持ちを抑えつつ、ルアー・フライ釣り場に歩みを進めます。
ルアー・フライ釣り場は円形の池で、ルアーエリアとフライエリアが分けられていました。(少し前のことなので、現在もそうなっているかは分かりません)
水はクリアで水深は結構あります。
水の流れもあり、元気な魚が多いようです。
釣れてくるのはニジマスばかりでしたが、アマゴやイワナの姿もチラホラと見えました。
一番ヒットの多かったルアーは小さなクランクでした。
フライの道具も持っていましたが、おそらく無限に釣れ続ける状態になりそうで、あまり釣るのは大人げないのでやめておきました。
何よりもこの釣り場で凄かったのは、他には誰もお客さんがおらず、貸し切り状態だったということです。
平日だったということもありますが、そんな管理釣り場は、このご時世にはなかなかないのではないでしょうか。
管理釣り場は混んでいることが多く、初心者には釣りをしずらい雰囲気であることも少なくありません。
そんな時に、平日のこの釣り場なら、初心者が釣りをしたり、初心者に釣りを教えたりすることが、気軽にできるのではないでしょうか。
もちろん熟練者の方にも、一度はこの釣り場のユルい雰囲気を味わってみていただきたいのでお勧めです。