釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

さよならだけが人生だ。

ビジネス寺を出たら、交通事故寸前な感じのタクシーに乗り込み、有名な町の中心部のデパートに向かった。 「このデパートの周りは、スリだらけだ」というようなことが、地球の歩き方には書いてあるが、まあ普通の感じの平和なデパートだ。 売っているものも…

ビジネス寺へ。

荷物を受け取り、国内線の到着口を出ると、懐かしい案内のお姉さんが待っていてくれた。 「あなたも一緒に来なさい。ここに残りたかったら残ってもいいけど。」 今日の飛行機で帰るのは僕だけであり、その飛行機までも10時間ほどあったので、お姉さんに言わ…

まだまだ旅は続く。

「おい、見てくれ、これがモンゴルだ」と、笑いながらルームメートが言う。 のんびりと起きて、シャワールームのドアを開けると、ドアのガラス窓が外れてきたのである。危ないので、ビニールテープで、軽くとめておく。 「おい、まただ」と、テープを貼って…

お尻の受難は続く。

うつ伏せでお尻をかばい続けたまま朝6時を向かえると、いつの間にか目の前には車が集結していた。 3台の車に分乗して、今まで一緒に暮らしてきた釣り仲間と調理のおばちゃんとお姉さんとで帰ることになる。 車に荷物を積んでいると、朝食用のサンドウィッチ…

カメラレンズとお尻。

人間を乗せている馬が7頭と、乗せていない馬が3頭、マラソンの集団のように、立ち位置を変えながら、野を越え山を越えて進んでいく。 来る時には、ラフティングで半日かかった距離だが、それは途中で釣りをしながら来たので、どれくらい距離があったのか、…

今日の日はさようなら。

夜明け頃、何度も飲み仲間が部屋のドアを開けて、ルームメートを起こしにくる。どうやら二人で最後の釣りに出かける約束をしていたらしく、しばらくバタバタとしてから出かけていった。 このタイミングで僕も釣りに行けば良かったのだが、どうにもやる気が起…

今宵の月のように輝かない。

いつまでも続くような気がしていた、ここでの釣りももうすぐ終わりだ。 明日の午後には、このキャンプから全員撤退すると言う。当初の予定では、あさっての早朝だった気がするが、まあ気にしないでおこう。 つまり、夕方に釣りができるのは、今日で最後なの…

peaceful easy feeling.

どうにも早朝に布団から抜け出すのが難しくなってきた。目を覚まして、釣りに行こうとは思うのだが、疲れと「どうせ釣れない」という諦めから、起き上がりもできなくなる。 そうしているうちに、すっかり日が上ってしまったので、カンカン照りになる前の一時…

初めてまともに釣りをする。

最後に釣りをしてから、48時間以上がたったので、夕飯の後に釣りに行くことにした。 「今夜は対岸にラフティングで行って釣りをするから、一緒に行かないか」と、ルームメートは誘ってくる。対岸に行くにはどうしても、水の中に入ったり、崖を登らなくてはな…

ここで終わりにするか。

飲んで寝ていただけで一日を終えた次の日。 そろそろ釣りに行きたくて仕方がなってきたが、昼間は暑いだけで、ここで動くのは、無駄に体力を消費するし、足の傷にも良くないので、あまり賢明ではない。よって今日も、ひたすら涼しい部屋の中で昼寝をするだけ…

そして誰も釣らなくなった。

釣りをする気はなくても、早朝には目が覚めてしまう。屋根に雨が打ち付ける音が、一人っきりの部屋の中に響いている。夜中から降り続けている気がしたので、これは帰ってきて正解だったのかもしれないな、と思いながら、また眠りにつく。 しばらくたって、ま…

二日間釣り禁止令。

ちょろちょろと流れるシャワーを浴びたら、さっそくベンチでの酒盛りに加わる。 まずは、足の傷を医者であるハンサム君のお父様に診察してもらう。「これは、最低でも二日間、靴を履いても釣りに行ってもいけない」と、厳しい診断を受ける。一緒に帰ってきて…

ビーサンでタイガの森を踏破すること。

釣りにも飽きてしまい、また木陰で虫に喰われながら、ゴロゴロする時間が始まる。まだ帰り道の半分も来てないのだし、動き出した方が良い気もするけれど、夜の9時過ぎまでは充分に明るいので、そう急ぐ必要もない気もする。 午後3時近くになって、ようやく出…