釣りにゃんだろう

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ランディングネットのサイズ選び。

昨年、渓流でとても可愛らしい大きさのランディングネットを、ベストの背中にぶら下げている人を見かけました。
ネット部分の長辺が15センチもないものです。

以前の私だったら、「そんな物何に使うんだ」と疑問に思っていたかもしれませんが、その時は「あれは中々良いものかもしれない」と思い、ちょっと欲しくなってしまいました。

今回は、釣りにどの程度のサイズのランディングネットを使うべきなのか考えつつ、何故私が小さなネットを羨ましく思ったのかも説明してみたいと思います。


ネットのサイズの決め方。

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ランディングネットは、魚を入れて取り込むものですから、魚が入るサイズでなくてはなりません。
ネットに入る魚のサイズは、ネット部の長さだけでなく、ネットの深さも影響してきますし、魚によって太さも違いますから、簡単に何センチくらいあれば、何センチの魚が入るとは言えません。

ただし、結構ネットより大きな魚でも、意外とネットには入るものとは言えそうです。

私の経験上では、長辺45センチのネットで80センチの魚はランディングできましたし、長辺の2倍とまでは言わないものの、ネットの長さよりかなり大きな魚でも、なんとか頭さえネットに入れさえすれば、魚を封じ込めることができランディングできるものです。


大きいに超したことはない。

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しかし、いくらランディングできるとは言っても、余裕のない大きさのネットで魚を取り込むのは、難しくなりますし、失敗する可能性も高くなります。

基本的にネットは魚に対して大きいほど、ランディングは楽に行えますから、大きな魚を確実に釣りたければ、ネットはより大きなものを用意するべきでしょう。


小さいネットの利点。

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それでも、小さなネットにも利点がないことはないのです。
それは釣った魚の写真を撮る時に、ネットが小さい方が魚が大きく見える点です。

魚をネットの中に横たえて写真を撮る時に、魚体に対してあまりに大きなネットだと、魚が小さく見えて仕方ありません。
多少はネットの長辺から魚がはみ出すくらいでないと、絵にならないものです。

 

 

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そこで、渓流で見かけた可愛らしいサイズのネットの話です。
渓流では、とてつもなく大きな魚が釣れる可能性ほぼゼロですし、平均が30センチを切るのが普通で、20センチ程度の魚が多いものです。
これなら、私が見かけたような小さいネットの方が、写真を撮る時に絵になるでしょうし、魚が取り込めなくて困ることもないでしょう。
近頃私は、昔よりも小さな魚を釣ることにも興味が出てきているので、極小サイズのランディングネットも悪くないなと思えるのです。

 

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以上のように、ランディングネットは、大きな魚を釣るのなら大きいほど良いが、大きな魚が釣れる可能性が低いなら、小さい方がカッコがつくと言えそうです。
釣り場や魚種ごとに、ランディングネットのサイズを細かく変えてみると、より充実した釣りを楽しめるのかもしれませんね。