釣りにゃんだろう

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死ぬほど滑るウェーディングシューズ。

一昨年あたりに、私はとあるメーカーのラジアルソール(ラバーソール)のウェーディングシューズの新古品を定価の半額程度で手に入れました。

以前から、ビブラムソールやそれ以外のゴム底のウェーディングシューズを履いたことはありましたが、フェルトに比べると石の上では多少は滑りやすいものの危険を感じるレベルではなかったので、土の上を歩く釣り場をメインに、たまに石の上を歩く時にも使おうかなと思って買ったのです。

 

 

ところが、このシューズはとんでもなく滑るものだったのです。
ちょっとでも濡れた石や岩の上では、地上でも踏ん張りが効かないレベルですし、ぬるぬるした石の川では、ズルズル滑って流れに逆らって歩くのが不可能なくらいなのです。

泥岸の川や土の岸の湖で釣りをしたついでに石底の川に寄った時に履いたりしたのですが、水中で滑って転んで溺れかけたり、陸上でもスッ転んだりと、どんなに気をつけていても毎回必ず転倒してしまいました。

これは、文字通り「死ぬほど滑るシューズだ」と思い、私は車の中に置きっぱなしにして、何かあった時の予備にすることにしました。

 

 

そうこうしていると、昨年川で釣りをしていたら、朝からシューズのフェルトが剥がれるというトラブルが発生し、またこのシューズの出番が訪れてしまいました。

とにかく転ばないように、慎重に慎重に1日釣りをしてみましたが、結果は1転倒。
おまけに魚は1匹も釣れず、酷い1日となりました。

いよいよ「このシューズはイカンな」と思い、そのまま捨ててしまおうかと思いましたが、あまり履いていないので、まだ綺麗な状態なのです。
ヤフオク!なんかに出せば、私が買った時の値段から考えても、ちょっとはお金になるはずです。

しかし、こんな危険な物を他人に売って良いものなのかと躊躇ってしまいますね。
下手をしたら、私がこのシューズを売ったことにより死人が出ることだってあるのかもしれませんから。

 

 

 

やはり思いきって捨てるべきなのかなと悩みながら、まだそのシューズは車の中に突っ込んだままなのです。

このように、ウェーディングシューズの選択というものは、下手をすると命に関わるものであるようです。
ロッドやリールなんかに、あれこれこだわるよりも、釣りをする上では、ずっと重要な選択であり、慎重に行う必要があるのかもしれませんね。