私は川で釣りをしていると、たまに「スーパーマリオか!」と突っ込みたくなってしまうことがあります。
日本の川には、護岸とかコンクリートのブロックとかテトラとか堰堤が沢山あり、その上をおっかなびっくり落ちないように歩かなくてはならないことが多いです。
ウェーディングシューズを履いて、そういった上を歩くのは結構神経を使いますし、まるで自分が落ちたら死亡というゲームのマリオにでもなった気分がしてしまうのです。
実際に、今落ちたら本当に死亡みたいな場面もあるわけですし、日本の川はリアルにスーパーマリオのなのかもしれません。
人工的な真っ平らなブロックに苔が付いていたりすると、自然の石などよりずっと滑りやすく、危険でたまりません。
自然環境が保たれた川だって危険には違いありませんが、人間の手が加わったせいで、釣り人には余計に危険になっているのですから困ったものです。
しかし、そういった場所に限って、良い深みができていたりして、グッドサイズの魚が潜んでいたりするから皮肉なものです。
開発が進んだお陰で、景観が台無しになり、釣りをするのが危険になったのに、効率良く魚が釣りやすくなるとは、喜んで良いのか悲しんで良いのか、よく分かりません。
長期的に考えれば、川の開発が進むことは、絶対に良いことではないでしょうが、「今日、なんとしても魚が釣りたい」という釣り人の素直な欲求から考えれば、テトラやブロックや堰堤といったものは、そう悪くないものになってしまうのです。
まあ、そんな場所でばかり釣りをしていても、あまり気持ちが良いわけではないですしね、いくら魚が釣れても、その内に虚しくなってきますから、ほどほどにしておくのが一番かもしれませんね。