釣りにゃんだろう

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意外と投網が可能な川は多い。

慣れない釣り場に行く時には、入漁料や禁漁区などの確認のために、その地域の入漁規則をちょっと確認してみたりするわけですが、意外と投網ができてしまう川があるから驚いてしまいます。

 

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竿釣りより高額な入漁料をとられることが多いですが、投網ですよ。
今の時代にそんなことを川でやられたら、一気に魚が減るのではないでしょうか。

昔はそういったことで食糧を得たり、魚を売ってお金に変えていた人がいた居た名残なのでしょうが、21世紀のこの時代に投網ができてきまうのは大問題でしょう。

そういったことが行われていた時代とは、釣りをする人口が違い過ぎますし、川の環境は悪化し、魚の再生産能力はガタ落ちになっています。
このような状況で、より多獲できる投網が許されているなんて、何も考えていないとしか思えません。

 

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おそらく、こういった規則が残っているような場所は、「魚は自然に湧いてくるから、獲れるだけ獲ろう」「放流した魚は、もったいないから残さず獲ろう」といった、旧時代の価値観を引きずっているような地域なのかもしれません。

実際には本当に投網をやる人は、もうほとんどいないのかもしれませんが、中には今でも渓流の堰堤の下で投網を打って魚を獲っていってしまう、なんて地域もあるそうです。

それで本当に食糧を得ているとか、生計を立てているのなら仕方ないのかもしれませんが、今の時代にはあまりそんな人はいないのではないでしょうか。

趣味でやっているのなら、釣りより短時間で魚が沢山獲れるからやっているとしか思えません。

本当に、日本人のこの古くからある獲れるだけ獲ってしまおうといった貧乏マインドは、なかなか根強いものがあるのだなと、未だに投網が許されている川がある状態を見ると感じてしまいます。