釣りの世界には良型という言葉があります。
釣れた魚が良い型の時に使う言葉であり、この言葉を出せば、それなりの釣果だと言い表せられる便利な言葉です。
釣り人は、見るからに巨大な魚が釣れた時には迷わず「大物」と言うわけで、良型と言う時は「まあまあ良い型だから、これくらいで勘弁してやるか」というような、ちょっとした妥協的な意味合いが含まれていることも多い気がします。
ところで、この良型という言葉、みなさんはどのように発音していますか?
私は、ずっと重箱読みのように「りょうがた」と読んでいました。
「型が良い」という意味なのですから、なんとなく「かた」という訓読みは残したかったのかもしれません。
しかし、どうもこれは「りょうけい」と読むことが多いようですね。やはり音読みで通すのが、日本語のルールとしては一般的なのでしょうか。
それでも、私のように「りょうがた」と言う人もそれなりにいるようですし、テレビでも「りょうがた」と言っているのを聞くこともあります。
この読み方に関しては、かなり揺れていてどちらが正しいとは言い切れないようです。
今は、ちょっと急には思いつかないのですが、他にも釣り独特の言葉で読み方が割れているものがある気がしませんか?
魚が釣れなくて退屈な時には、こんなどうでもよいことを考えてみるのはいかがでしょうか?
釣ってやるという殺気が完全に消えて、良型の魚が釣れるなんてこともあると思います。