ルアーリターン・フライ回収ロッド。

たまにルアーリターンやフライ回収ロッドというような物が売られているのを見かけますが、あれってどれほど役に立つものなのでしょうかね？

見た感じでは、テレスコ式の棒の先端がフック状になっていて、手がちょっと届かない場所に引っ掛かったルアーやフライを回収できるというもののようです。

釣りをしていると、確かに「あー、ちょっとだけ手が届かない」というような場所にフックが引っ掛かってしまうことは、たまにあります。

そういった時に、自棄になってロッドをひゅんひゅんとあおったりすると、ロッドを破損したりすることがありそうですし、回収ロッドがあると便利なことはあると思います。

ただ、根掛かりする時というものは、こういった「あとちょっと届かない」というような位置よりも、回収ロッドがあっても届かないような位置に引っ掛かることの方が、圧倒的に多いわけです。

ですから、回収ロッドを持っていたところで、そう滅多に使う場面は訪れないのではないでしょうか。

ベルモント(Belmont) ルアーリターン245 MR-046

ろくに出番がない物を持って釣りをするのは邪魔なだけですし、今のところは回収ロッドは要らないのではないかと、私は思っています。

トラウト系の釣りをする人の中には、このようなそこまで役に立たないようなハンドメイドの小物なんかを、やたらと持ちたがる人がいるわけですが、無駄に荷物を増やしているだけにしか見えないですし、ちょっと釣りの本質からは外れているのではないかと思ってしまいます。