たまに釣り人の中には、魚がバシャッと跳ねていると、何でもかんでも「ライズした!」と言う人がいますが、それは間違っているので、ちょっと恥ずかしいことだと思います。
ライズというのは、魚が主に水棲昆虫や陸棲昆虫を食べてバシャッとしている時のことを差します。
しかし、この言葉をよく使うトラウトの仲間でも、バシャッとエサを食べるのは、昆虫を食べている時ばかりではありません。
小魚などを食べて、バシャッとかガポッとしていることもあり、こちらはボイルと呼びます。
魚が昆虫を食べているのか、小魚を食べているのかは大きな違いですし、その違いにより釣り方だって大きく変わってくるはずです。
ライズとボイルの区別を観察し、正しく言葉を使えないようでは、初心者のようでちょっとカッコ悪くはないでしょうか。
魚がバシャッと跳ねたら、何でももかんでもライズとは言わず、少しは観察してみることにしましょう。