釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

日本の釣りは密です。「one rod distance」は、今後も続けてもらいたいものだ。

近頃テレビでは、ダイワの不思議なCMが流れています。
ワイワイと若者達が自然の中で釣りをしたりしつつ、堤防に若干距離をとり整列して、「one rod distance !!」と叫ぶものです。

なんだか曖昧な表現なCMで何が言いたいのかよく分からないのですが、おそらくこれはコロナ関係のことを言っているのでしょう。

釣り場では、密にならずに他人と「竿1本分は離れましょう」という意味なのか、それとも「釣りは、竿1本分の距離がとれて屋外で楽しめる良いものです」という意味なのか、あるいは両方なのか。

何れにしても、「竿1本分距離をとる」ということには違いないわけですが、こんなことはコロナでなくても当たり前のはずなのに、意外と距離感がおかしい釣り人はいるわけで、釣り人というのは密集しがちです。

 

密です!

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海の堤防なんかには釣り人がびっしりなんてことはよくありますし、休日の管理釣り場なんかもかなり接近して沢山の人が並んでいますし、北海道の鮭釣りなんておしくらまんじゅうみたいになっていたりします。

私がやる所謂ネイティブトラウトというジャンルの釣りでも、解禁日なんかに人が集まることはありますし、普段でも平気ですぐ隣にきて人が投げている所に被せてくるような人も稀にいます。

このように日本の釣りというのは、この国の人口密度と比例するかのように、結構密になりうることがあり、一部の釣り人はそのことをあまり気にせず、グイグイと人を押し分けて釣りをしているようなところがあります。

 

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このような状況では、コロナのような感染症が流行していなくたって、釣りがやりにくくて仕方ないですし、不快な思いをする人が沢山出てきてしまうはずです。

ですから、コロナ禍でなくても、せめて他人と竿1本分は距離をとろうという意味で、「one rod distance !!」という標語は今後も使うべきなのではないでしょうか。
せっかく良い標語が生まれたのですから、是非ともダイワさんにはコロナが収束しても「one rod distance !!」と言い続けてもらいたいものです。