本流釣りと呼ばれるノベ竿を使ったエサ釣りでは、かなり細いラインでも大きな魚を釣っていたりします。
リールがなくドラグもない釣りなのですから、それだけ竿の曲がりだけでもラインにかかる衝撃を吸収できているということなのでしょう。
ルアーロッドはエサ釣りの竿ほど長くしなやかではないので、同じように衝撃を吸収できることはないと思いますが、ちゃんとロッドを曲げてファイトすれが、それなりに魚の引きに耐えられるはずです。
ソルトウォーターの大物釣りでもない限り、ちゃんとロッドの曲がりを適切に使いファイトできていれば、多少のドラグの設定の違いとかドラグの性能の違いなどが原因で、ラインブレイクしてしまうことはないでしょう。
もしラインブレイクしてしまったのなら、適切に魚をいなすロッドの操作ができていなかったか、ラインが細過ぎたかのどちらかであり、リールの値段とかドラグの性能が原因であることは、まずないはずです。
高価なリールを買うと、高性能なドラグが搭載されているから、細いラインが使えるなんて思う人がいるかもしれませんが、頻繁にラインブレイクをさせてしまうような人は、5,000円のリールでも100,000円のリールでも、同じようにラインを切られるだけだと思います。
それくらい、今時のリールのドラグの性能に差はありませんし、どんなものでも充分に魚を釣ることができる性能は備えているはずです。
「ラインを切られないために、高いリールを買おう」などと言っている人は、かなり釣りが下手な人だと思って間違いないのではないでしょうか。
普通に釣りができる人なら、どんなリールだって問題なく魚を釣ることができるのですから、高いリールを買おうとする目的が、ドラグの性能になんてなるはずがありません。
もしも身の回りに、「高いリールだからラインを切られないぞ」みたいなことを言っている人がいたら、「何言ってんだか」と笑っても問題ないでしょうね。