釣りにゃんだろう

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金属的なきらめきは、魚に嫌われないのか。

ルアーというものは、金属的なきらめきを放っていることが多いです。

スプーンやスピナーは金属そのものがキラキラ動くものですし、プラグも表面にキラキラした塗装がされていることが多いですし、何より金属製のフックが暴れ回っているルアーは沢山あります。

こういった人工的なきらめきは、スレていない魚にはかなり魅力的なようで、かなり遠くから大喜びで泳いで寄ってくるような場面を目にすることができます。

 

しかし、その反面スレやすいものであるような気がしてなりません。
スレたり用心深い魚は、キラキラと過剰に輝くルアーを、あからさまに無視したり、嫌がったりすることが多い気がするのです。

フライにも、このように金属的な輝きを放つ、ティンセルワイヤーなどのマテリアルがあります。
こういった物も、スレていない魚には効果的なのでしょうが、神経質な魚には逆効果のような気が私はします。

それから、キラキラさせて魚にアピールするのでは、ルアーと同じような効果しか期待できなくなってしまう気もします。

 

ルアーに見向きもしない魚があっさりと釣れるというのが、フライの凄みだと思いますが、ルアー寄りのアピール方法をとると、その強みを捨てることになると思います。

ですから、私はちょっとでも魚がスレているような時には、金属的な輝きを放つフライは使わないことにしています。
キラキラしているマテリアルが使われている物はもちろんですが、フックも艶消しの物しか使っていません。

 

ちょっと水が濁っている場所などで、そんな地味なフライで釣っていると、魚が見つけてくれるのだろうか?と心配にもなりますが、ちゃんと魚が釣れることがほとんどです。

それも、キラキラとしたルアーでは釣れていない時にも釣れたりします。

ルアーの過剰な動きというものは、アピール力がある反面、嫌われる可能性もあるものですが、動き以前の素材自体の人工的なきらめきも、同じように嫌われる可能性が高そうです。

ルアー釣りと差別化をはかりたいのだったら、あまり金属的な輝きを放つマテリアルは使わない方が良いのかもしれませんね。