魚が何度も釣られたり、釣り人が多かったりすると、警戒して全く釣れなくなってしまうことがあります。
こういった状態をスレると言いますが、釣り人が多いポイントでは年中魚がスレていることが多かったりして困ったものです。
それでも、少し工夫をすれば、スレた魚でも釣れることはあります。
朝夕のマズメ時などの魚が警戒心が薄れる時間に釣りをしたり、ラインを細くしたり、ルアーやフライのサイズを小さくしたり、川では必ずルアーやフライを先行させる状態で流すなど、スレた魚を釣る作戦は色々とあるものです。
それでも、どんな作戦をとろうにも「これはちょっと無理だな」と判断してしまうような状態があります。
それは、ナイロンラインを水中に入れただけで魚が逃げる状態です。
ＰＥラインは、材質のせいなのか魚に違和感を与えやすく、ナイロンラインよりも魚に逃げられやすいのは、近頃では有名な話だと思います。
しかし、魚が完全に魚がスレてくると、水中にナイロンラインを入れただけでも、警戒したり逃げたりしてしまうことがあります。
おそらく、魚がラインが水中で水を切る感覚というものを覚えていて警戒するのだと思います。
こうなってしまうと、どうにも魚は釣れません。
ルアーやフライを先行して流したところで、ラインが少しでも張れば魚は警戒してしまいますし、ルアーをリトリーブして釣るのなんて完全に無理です。
スレた魚でもネチネチやっていると釣れることはあるものの、ここまできてしまうと私は潔く諦めて他の魚を探すことにしています。
