テレビをつけると、BSチャンネルなんかでは、1日中通販のCMが流れています。
健康食品や化粧品などのものが多いでしょうか。
私は、ああいったものを見かける度に、不思議に思ってしまいます。
CMでは、何らかの効能があるらしきことを説明しているのですが、それが全く説明になっていません。
おそらく、しっかりとした科学的根拠がなかったり、はっきりと効能があるとは言えないからなのでしょうが、その商品の仕組みの説明が論理的には行われておらず、「理屈が理屈になっていない」のです。
「こういったものを見て、欲しいと思う人がいるのだろうか?」と私は不思議に思ってしまうわけですが、実際には毎日沢山の人が買っているわけです。
こういった実態から考えてみると、世の中には論理的思考ができない人が、どうやら沢山居るようです。
「こうだからこうなる」という理屈を考えて理解するということが日頃からできないために、「なんとなく」な胡散臭い説明でも信じてしまう人が沢山いるということなのでしょう。
これは、通販にひっかかる人だけの話ではないと思います。
釣り人の大半も似たようなものでしょう。
釣り具メーカーの商品の説明も、怪しい通販と同じように「理屈が理屈になっていない」めちゃくちゃなものであることが、よくあります。
特に小規模なメーカーの物などには多いです。
そういったものを信じて買ってしまう人が、釣り人の中にも少なからずいるわけですから、やはり釣り人の中にも論理的思考ができない人は多いのでしょう。
そういった人達が、あれやこれやと論理的に破綻した説明をしながら、釣り具へのこだわりを語ったりしている姿は、なんとも滑稽です。
やはり、人間というものは、あまり利口ではないのだなぁと、釣り人の様子を見ているだけでも、これでもかと実感させられるのではないでしょうか。