釣りにゃんだろう

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イトウとニジマスの違いが分からない人。

ある場所でキャンプをしていた人が、日頃はあまりしていない釣りにチャレンジしてみることにしたそうです。
エサ釣りだったと思いますが、2匹ほど30センチ弱のニジマスが釣れて、バケツに入れて、「これから食べるんですよ~」と嬉しそうに、ちょっと魚の知識がある人に見せたそうです。

すると、その人は「これはニジマスじゃないですよ。貴重なイトウです!」と焦って言うではありませんか。
「それは食べるのは良くない」と考え、結局逃がしてあげたそうです。

 

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こんな笑い話を聞いていて、「魚に対する認識なんて、あまり興味がない人には、この程度なんだろうな」と、私は思ってしまいました。

釣りをする人や魚の写真を撮る人や魚を研究する人でもない限り、魚なんてみんな同じようなものに見えるでしょうし、どれが貴重だとか珍しいといったことも分からないでしょうし、何が居ようが居まいがあまり関心がないでしょう。

ですから、ごく一部の人が貴重な魚を守ろうとか、外来種を駆除しようだとか言ったところで、世の中の大半の人には何を言っているのか意味不明なのだと思います。

世間一般の人々は、魚なんて居ようが居まいがどうでも良く、川がどうなろうと関係ない暮らしを送っているのです。

 

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ですから、たまに川の魚道を魚が通りやすく改良したり、環境を改善している人達がいますが、あそこまで辿り着くまでには、関係各所に理解を得るためにかなりの苦労をしていることが想像できます。

そういった場所で釣りをする場合には、その苦労を無駄にしないためにも、釣り人はいつも以上に魚を減らさない注意をして釣りをするべきなのかもしれません。