釣り人なら、「自分以外の誰かに釣らせたい」と思うことがあるのではないでしょうか。
友人や知人と一緒に釣りに行った時や、初心者に釣りを教える時や、誰かを案内した時などです。
こういった時は、釣れなければ釣れないほど焦りますし、どうしたらいいのか迷ってしまうかもしれません。
そんな時は、とにかくシンプルに「自分がその場所でやりたい思うことを、その人にやってもらう」のが良いのではないかと、私は思っています。
パッとポイントを眺めて、「自分だったらあの場所に投げるな」というところを、「自分だったらこれをこう使うな」というもので攻めてもらえばよいのです。
普段は、そんな自分の感覚を信じて魚が釣れていたわけですし、同じことをしてもらうのが一番釣れる可能性が高いはずです。
ですから、その瞬間に、とにかく自分が投げたいと思う場所に、投げたいものを投げてもらえば、自然と魚が釣れるでしょうし、それでダメなら自分には釣らせられないと諦めるしかないでしょう。
問題は、相手の人の技術が著しく低かったりして、自分が投げたいと思う場所には投げられなかったり、自分がやりたいと思うようなルアーやフライの操作をできない時です。
こんな時には、その人の技量でも同じように釣れるように立ち位置を変えるとか、操作が簡単な方法に変えるといった、ちょっとした工夫が必要となってきます。
そんなことをしながら、技術的なことを教えていると、無心で釣りをしているからか、よく魚が釣れることもあるわけで、やはり誰か魚を釣らせたい時は、基本的には自分のやりたいことをやってもらえば問題ないのではないでしょうか。
