釣りにゃんだろう

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釣れた魚が「小さいじゃなくて可愛い」と言うべきか。

NHKの「釣りびと万歳」という、タレントが釣りに挑戦する番組を見ていたら、小さなフグが釣れた時に、タレントさんが「小さいなぁ」と言いました。

すると、すかさず横で釣りの教えていたコワモテのお兄さんが、「小さいじゃなくて、可愛いと言うの!」と厳しい指導をしていました。

「こんなに、はっきり物をズケズケと言う人に釣りを教わるのは、私だったら嫌だわぁ」と思いましたが、「なかなか良いことを言うなぁ」とも思いました。

 

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釣れた魚が目標よりもかなり小さかった時に、それをそのまま「小さい」と言ってしまったら、なんだか満足感がゼロで不満100%な雰囲気が出てきてしまいます。
魚からしてみれば、命がけで釣られたのに、不満をぶつけられるなんて、なんて理不尽なことなのでしょうか。

しかし、ここで「小さい」ではなく「可愛い」と言えばどうなるでしょうか。
大きくはなかったけれど、「可愛いなぁ」という別の価値観から魚を誉めることができ、少しはポジティブな気持ちになれるのではないでしょうか。

魚からしてみたって、「小さい」より「可愛い」と肯定的に言ってもらえた方が、ちょっとは釣られた甲斐があったはずです。

 

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このように、釣れた魚が小さかった時には「可愛い」と言うのは、なかなか良いことだと思います。
これからは、私も小さな魚が釣れる度に、「可愛いなぁ」と言い聞かせてから逃がそうと誓ったのでした。