釣りは魚が居ない場所でやっても、一生釣れることはありません。
魚が釣れるかどうかはポイント選びにかかっていて、ポイントの当たり外れが成功の鍵になってきます。
ですから、普通は釣り人は良いポイントを他人に教えたがらないものですし、自分の中だけの秘密にしたがるものです。
恐ろしいほど情報が拡散しやすい現代は、ちょっと他人にポイントを教えたら、すぐに世界中の人にバレてしまうような時代ですから、良いポイントを秘密にしておくのは正しいことなのでしょう。
では、どんなポイントを秘密にしておいた方が良いポイントかというと、私は「繰り返し魚が入っているようなポイント」だと思います。
とてもよく魚が釣れる場所というものは、水深や流速や障害物など、何らかの魚が相当好む条件が揃っている場所のはずです。
そういった場所なら、一匹魚を釣ってしまっても、またすぐに他の魚が「やった。あそこが空いたぞ」と喜んで入ってくるはずです。
実際に釣りをしていても、ちょっと時間をあければ、毎回釣れるというようなポイントが、よくあります。
釣り場の規模や魚の数などにより、どれくらいの時間を開けるかは数時間~数日と様々ですが、とにかく「そろそろまた入っているかもな」と思う頃に釣りをすれば、期待に応えてくれるようなポイントです。
こういったポイントこそが、まさに良いポイントであり、ちょっと秘密にしておいた方が良いポイントなのではないでしょうか。
もし、こういった場所に絶えず釣り人が押し寄せるようになってしまうと、魚がスレたり寄り付かなくなり、ポイントが潰れてしまう可能性があります。
やはり、どんなに良いポイントでも、適度に休ませる必要はあるはずです。
ですから、こういった場所は、あまり他人には教えず自分だけで大切に使っていくべきでしょう。