釣りにゃんだろう

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川釣りは陰湿か。

川で釣りをしている人が、釣果の写真などを他人に見せた時、「どこで釣れたんですか?」と聞かれて、素直に質問に答える人は滅多にいないのではないでしょうか。

相当に仲が良い人である場合は除いて、普通は詳細な場所なんかは絶対に教えないでしょうし、川の名前さえ教えたくない人も多いのではないでしょうか。

 

 

「あそこらへんの川」くらいのボカした表現で逃げてしまいたくなるものですし、聞いた相手もそれくらいの答えでも納得してしまうものでしょう。

これが、海釣りだった場合には、ここまで釣り場を秘密にしたがることはないのではないでしょうか。

事細かに教えないまでも、どこのサーフだとか、どこの磯だとか、それなりの具体的な地名くらいは教える人が多いはずです。

 

 

このように、川釣りでポイントを秘密にしたがるのは、海と比べると、ポイントで他人が釣りをした時の影響が、もろに出てしまうからだと思います。

広大な海なら、魚が入れ替わったり、そもそもが限られた時間しか魚が寄ってこなかったりして、自分以外の誰かがそのポイントで釣りをしても、魚が釣られてしまい自分が釣れなくなってしまうという可能性は、そこまで高くはありません。

これが川だと、誰かに魚を釣られてしまったら、当分釣れないようなことが少なくありません。

 

 

こう考えてみると、川釣りというやつはポイントの秘匿性が高く、あまりオープンな雰囲気ではない、ちょっと陰湿なものなのかもしれませんね。

私は、人付き合いが嫌いですし、川釣りのこの多くを語る必要がない点は、とても気に入ってますが、隠し事もなく皆でワイワイ釣りを楽しみたいような人には、あまり向いていないのかもしれません。

そういった人達は、やはり広い海で釣りをするべきだと思います。