釣り具には、ぼったくりじゃないの?と思わずにいられない物が、わんさかあります。
今回はフライラインについて考えてみましょう。
これでこの値段?!
フライフィッシングを始めようと思った人は、とにかく必要な用具が高額であることに、驚きと落胆を覚えるのではないでしょうか。
中でも一番衝撃を受けるものとして、フライラインがあるでしょう。
「ちょっと他の釣りのラインより太くはあるが、たいした長さもないくせに、なんなんだこの値段は?」
と思う人も多いはずです。
また、フライフィッシングに使われるナイロンのモノのランニングラインも、ほぼ同じような物である磯釣り用のものと比べると、かなり割高になっています。
これに関してはもう、ぼったくりだなとしか思えません。
安価な中国製などのライン。
雑誌などで紹介されているようなラインを使おうと思うと、かなりのお金を必要としますが、昨今はAmazonなどを利用して、中国のメーカー製などの安価なものも気軽に購入することができるようになってきました。
これらは、多少の当たり外れはあるでしょうが、バリエーションも豊富でそこそこ使えるものです。
そもそも普通に売れば、フライラインは、ああいったもの程度の値段なのではないでしょうか。
Maxcatchというメーカーの安いラインのレビューを見ていたら、なかなか面白い書き込みがありました。
「某ハイパーエキスパートの売っているラインと、よく似ている」というものです。
実際に物を見たことはありませんが、包装などの雰囲気などをみても、同じものではないとしても、同じようなレベルの物である可能はなくはないのではないでしょうか。
そういったラインを製造元が直接売れば安価になり、日本の小規模なショップなどが大きな利益を得ようと価格を設定すれば、あのような価格になるのでしょう。
大手メーカーのフライラインはともかく、小規模で高額に売られているラインというものは、そのような物なのではないでしょうか。
そのようなものを、陳腐な口車とパフォーマンスに乗せられて、ありがたがって高いお金をだして買っている人々は、ちょっと滑稽に見えます。
また、実際の釣りの釣果の方も、誰かに言われるままに高いものを買う人々よりも、安い物の中から自分に必要なものを選んで使っているような人の方が、しっかりとあげていることが多い気がします。
釣り具は、値段や人の意見で選ぶべきではない。
たとえば、釣りのブログでも、高価な釣り具を紹介してうんちくを語りまくっているわりには、ろくに釣った魚の写真がでてこないようなものが、結構見受けられますよね。
安い物を工夫して使える人というのは、それだけ自分で判断したり考えたりする能力がある人のはずです。
そういった能力がある人は、当然実際の釣りの場面でも、自分で考え判断したり工夫を繰り返すのでしょう。
ですから、道具選びを人任せにするような人々よりも、よく釣れるのは当然のことかもしれません。
このように、フライラインは高額で、かなりぼったくりっぽい性質のものです。
しかし、あなたの工夫次第では、そこまでお金をかけなくて済むケースもありそうです。
釣りは自分の頭を使って、賢く行いたいものですね。