釣りはアウトドアスポーツであるからして、しっかりみっちりと釣りをして、良い思いをしたいのなら、ある程度の体力が必要でしょう。
釣れる人と釣れない人の違い。
魚が釣れる人と釣れない人の違いは、一番目が運であるのは間違いないとして、次に体力と根気なのではないでしょうか。
おそらく技術的なことは、それ以下の要素でしょう。特にトラウトフィッシングは、魚が居れば釣れてしまうことが多く、魚が居るのに、なかなか釣れないバス釣りなどと比べると、技術的要素が比較的少ない釣りだと言われています。
「釣れない釣れない」と、言っている人ほど、頻繁に魚を釣る人よりも、実際に釣りをしている時間が短いことが多い。
釣れない人は、釣りをしている時間が短いことが多い傾向があります。これは、体力に余裕がないため、気力が続かず、粘ったり、移動したりできずに、諦めてしまうからのようです。
単純に考えて、釣りというものは、投げれば投げるほど、釣れる確率は上がります。体力があれば、魚が回遊して来るまで粘れたり、魚が居るポイントに移動することが出来ます。風が強いだとか、寒いなどの理由で、簡単に諦めることも少なくなります。
どの程度の体力が必要か
しっかりみっちりと、トラウトフィッシングをするのに、どの程度の体力が必要か考えてみると、最低でも10キロくらいは、気軽に走ったり歩いたりするくらいの体力は欲しいでしょうか。
この程度の運動が出来ない人は、釣りをする以前の問題だとして、まずは運動を始めるか、座って出来る他の釣りに切り替えるか、あまり釣果を望まずに、のんびりと釣りをするべきではないでしょうか。ガイド等を頼んで、大名釣りをするのも、一つの手でしょう。
私は、日頃からトレーニングをして、いつでもフルマラソンを三時間少しで走れる体力を維持しています。以前は、マラソン大会で上位に入賞するために、もっとハードなトレーニングを行っていましたが、今は釣りのためだけに、別に走るのが好きでもないのですが、トレーニングを欠かしていません。
ある程度の体力と、地図を読むナビゲーション能力があると、釣り場はぐっと拡がります。
道路や林道や山道や踏み跡が無くても、地図とコンパスがあれば、どこにでも自由に行くことが出来ます。
特に、雪が溶けきる前の春は、草が立っていないので山を移動しやすく、日頃は滅多に人が入らないような場所に行くことも出来ます。また、減水した湖なども、どこまでも湖岸を歩いていけて、パラダイスを発見出来ることもあります。
車等にトラブルがあり、携帯電話の電波が圏外の時も、体力さえあれば安心です。近くの町までひとっ走りということが可能なのですから。
良い釣りをしたいのなら、タックルやテクニックを語る前に、まずは毎日走ってみるのはいかがでしょうか。
そして、あなたの身体と釣りが変わった時、メディアなどで偉そうに語っている腹の出たおっさん達は、あんまり信用出来ないと知ることになるでしょう。