釣りをする時に、地図を正確に読むことが出来れば、林道や踏み跡がない場所へ、自由に行くことが出来ます。
地図を読んで、目的地まで辿り着くための能力を、ナビゲーション能力と言います。
それを身につければ、地図を眺めていて、「この川のこの辺りに行ってみたいなぁ」と思った時に、体力さえあれば、川を遡らずに、山をショートカットして進んだりして、何処でも自由に自力で行くことができるのです。
地図が読めるとは、どういうことか。
地図と言っても、釣りはアウトドアスポーツですので、ここでは道路地図などではなく地形図のことを差します。
地形図には、等高線が緻密に書かれていて、これを読めるようになれば、地形図が、立体的に山の模型のように見えるようになります。
植生(どのような植物が植わっているか)なども僅かに載っているので、コースを決め山を進むのに参考になります。
近頃は、Googleマップなどを地図に使用する人も多いですが、等高線がろくに書かれていないので、地形図とは全く別物であり、載っている情報が不十分です。
地形図が立体的に見えるようになり、コンパスを正しく使えるようになれば、もう道というものは必要ありません。
目の前の地形と、地形図を照らし合わせ、どんな山でも進んでいくことが出来ます。
さらにスキルを磨けば、コンパスを利用して森の中を直進したり、通れない藪を巻いて進むことなどもできるようになります。
ナビゲーション能力を身につけるために必要なもの。
・地形図:国土地理院の25,000分の1のもの。日本全土くまなく発行されています。
・コンパス:しっかりとした登山、アウトドア用のもの。プレートが付いています。
・入門書:登山やアウトドア用の地図を読むことについて書かれたものが必要です。身近に詳しい人が居れば、習うのもいいでしょう。
本やウェブサイトを読み、人に習ったりしても、理解が出来なかったり、不安がある場合は、素直に諦めて山には立ち入らない方が懸命です。
登山が趣味の人でも、普段は登山道ばかり歩くので、実は地形図が読めていない人も沢山いるくらいなのです。
自分の能力以上のことをして無駄に時間を潰すくらいなら、車から少し歩くだけで、気軽に行けるような場所で釣りを楽しむべきでしょう。
釣りは一人で行くべきか、グループで行くべきか。 - 釣りにゃんだろう
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