釣りにゃんだろう

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イグジストが10万円の時代。

ダイワの最高級スピニングリール「イグジスト」のニューモデルが10万円程度すると、巷では話題になっているようです。

元々お高いものですし、物価も上がり気味ですから、「まあ、それくらいするんでしょうな」といった感じで、驚くほど高いとは私は思いませんね。

それに10万円程度なら、お金持ちの人には屁でもないような値段ですし、発売と同時にサイズ違いでいくつ買っても何でもないようなものなんじゃないでしょうか。

 

しかし、その一方で、ちょっと無理をしないと10万円のリールを買えない人も沢山いることでしょう。
近頃は収入の格差が拡がりまくっていますから、そういった人達は以前よりも増えているはずです。

別に10万円のリールなんか買わなくても、いくらでも釣りはできるわけですから、私は無理して買うことはないと思いますが、それでも経済的に無理してでも買う人は結構いるのでしょうね。

こういった高価な釣り具は、もちろんお金持ちの人も使っていますが、それ以上にそこまでお金持ちではなさそうな人も使っている気がします。

これは、ちょうど田舎のマイルドヤンキーが高級車に乗っているのにそっくりな感じで、身の丈に合っていなくて、なんだか情けなく見えます。

 

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それでも、このリールがオールドリールのように、子や孫の代まで使えるほど長持ちで頑丈な物だったら、多少無理して買っても悪くない気がします。

しかし、今時のリールは40年も50年も60年も使うことは想定されていないでしょうし、構造が複雑過ぎますから、必ずどこかがダメになり、そこまで長持ちはしないでしょう。
パーツの供給も何年かで終わってしまうでしょうし、直しながら使うのにも限界がある気がします。

 

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そんなわけで、10万円程度の出費が屁でもないわけでないのなら、やはり無理してイグジストなんかを買う意味はないと、私は思いますね。
何よりも、新しいイグジストを買ったからといって、それで魚が今までよりも釣れるようになるなんてことはまずないのですから、無駄な出費でしかないと思います。

釣りを真剣にやっている人ほど、リールの性能の多少の違いなんかでは釣果に差がでないことは、よく分かっているのではないでしょうか。

身の丈に合った値段のリールを使って、イグジストを使っている人よりも魚を釣ってやる方が、無理して高いリールを買うよりもずっとカッコいいと、私は思いますけどね。