ちょっと前に、エヴァンゲリオンというアニメのリメイク版の新作映画が公開されて完結したとかで、結構な話題になっていました。
私は、リメイクされる前のものの世代だったので、その頃は、かなり熱心にテレビ版も映画版も見ていた記憶があります。
それで自分の中ではしっかりと完結してしまっているので、リメイクが始まってからのものには全く興味を持てずにいたのですが、先日「おおっ?」と反応してしまうことがありました。
YouTubeを見ていたら、例の新作映画のCMが流れたのですが、なんと釣りをしているシーンがあったのです。
しかも、使っているリールがインスプールのスピニングリールなのです。
これには、ちょっと驚きましたね。
どういった経緯で釣りをするシーンが出てくるのかは不明ですが、そこで超マイナーなインスプールのスピニングリールが使われているのですから。
アニメの中の小道具というものは、おそらく集めた資料を元に書かれるのでしょうが、その資料に使われたのがインスプールのスピニングリールだったということなのでしょうか。
かなり細部までこだわっているはずのアニメの資料として、インスプールのスピニングリールが採用されたのは、やはり絵的に美しかったからではないかと、私は思います。
これが、例えばステラのような機械っぽい現代のスピニングリールだったら、全く雰囲気の違う絵になるはずですし、どこか安っぽくなってしまうと思います。
やはり絵にして、よりしっくりとくるのは、インスプールのリールだったのだと思います。
このように、世界的に人気のある現代の映画で描かれるほど、やはりインスプールのスピニングリールのデザインというものは、美しく優れているということなのではないでしょうか。
日頃から、ちょっとでも美的な感覚を持っている人なら、ギラギラした現代のダイワやシマノなどのスピニングリールは使いたくないはずだと私は思っていたのですが、エヴァンゲリオンの新作でインスプールのリールが描かれているところを見ると、あながちこの考えは間違いではないのではないかと思えてきます。
この一件で、見た目が安っぽくで無様なリールを作ったり使ったりするのは、もういい加減やめにしたらどうなのかと、より強く思うようになってしまいました。