釣りにゃんだろう

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解禁日の午後には魚はスレている。

いつだったか、伊豆の親戚の家の近くの川が解禁日だったので、ちょっと釣りに行ってみたことがあります。
朝からポツポツと沈めるフライで「昨日逃がしたんだろうなぁ」というような魚が釣れて、まあこんなものだろうと思っていると、プールの流れ込みに何匹かライズしている魚を見つけました。

 

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そんな野生的な行動をとっているのですから、去年放流されたものの生き残りでしょうか。
ユスリカか何かを食べていそうでしたから、「なんだよこの小さいフックは」と文句を言いながら、私が持っている中で一番小さい18番のフライを苦労して結びキャストしてみました。

数投目で魚が出たのですが、早アワセ過ぎたのか掛からず、それっきり何をしても反応しなくなってしまいました。
しかし、フライを投げるのを止めると、また時折魚はライズしています。
これは私の腕では釣れないなと諦めて、移動することにしました。

 

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数時間経って午後になり、「どこかでライズしていなかったか」と聞いてくるベテラン風の人に出会ったので、「こういう人なら釣れるんだろう」と思い、さっきの場所に案内することにしました。

私は、ちょっと下流に入り、流れの緩い場所に溜まった放流魚で遊びながら様子を見ていましたが、ベテラン風の人でも先程のライズになかなか苦戦しているらしく、「スレていますね~」と言いながらあれこれと試しています。

1時間近くたって、「ようやく釣れましたよ」と魚を掛けながらベテラン風の人は声を上げました。
魚をネットに入れてフックを外しながら、「24番でようやく釣れましたよ。本当に解禁日なんですかね。凄いスレている。」と言い、手早く魚を逃がしてやりました。

 

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「いやぁ、それは私が下手に釣ろうとしたから」と言いたくもなりましたが、どうも午後にはどこも同じように魚がスレているようでした。

午前中は魚を釣る人をポツポツ見かけましたが、午後はほとんど見かけませんでしたし、魚は見定めるようにフライもルアーもエサ釣りの人のエサさえも落ち着いて避けていたのです。

まだ水温が低く魚の活性が低いこともあるのでしょうが、わっと釣り人が押し寄せると渓流のような小さな川では、魚は半日でスレスレになるようでした。

ですから、渓流では解禁日に昼頃からのんびり釣りに行っても、魚を釣るのはかなり難しいということなのかもしれませんね。

 

解禁日の午後に行くのだったら、次の日の早朝の方がまだいくらか釣り易いのではないかと、私は思いました。
まあ、私は、あまりこういった人の多い渓流では釣りをしたことがないので、実際にはどうなのか分かりませんけどね。