釣りをしていると、水辺には水鳥が先客として居ることがあります。
魚を食べまくることで有名なカワウはもちろん、カモやサギなんかの仲間もよく居ますし、カワガラスなんかもよく見かけます。
ちょこちょこと動いて鳥達が平和に暮らしている様子は、なんとも愛らしいですし、それを人間である自分の都合で釣りをして追い払ってしまって良いものかどうか、とても悩ましいものです。
私は、できるだけ鳥が居る場所は避けたり、遠回りしようとすることが多いのですが、結局は鳥を驚かして逃がしてしまうことばかりなので、いつもとても申し訳ない気持ちになります。
やはり、釣りというものは、あまり良い行いではないのでしょうね。
鳥の羽を使ってフライを作り、魚という生き物に針を引っ掛けるという罪深さに加えて、水辺で平和に暮らしている動物の邪魔もすることになるのですから。
川や湖を歩いていて進行方向に鳥達を見つける度に、近頃私は憂鬱な気持ちになってしまいます。