釣りにゃんだろう

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釣り人は自分は特別だと思いがち。

よく釣り場の紹介などに、「アベレージは30センチほどだが60センチクラスも狙える」といった感じで釣れる魚のサイズのことが書いてあることがあります。

悪い癖だと思うのですが、私は昔からこういったものを読むと、「じゃあ自分には60センチが釣れるんだ」と思ってしまいます。

そして釣りに行き、20センチくらいの魚しか釣れずに、「やっぱりそんなに甘くないか」と反省することになるのです。

 

このように、釣りに行くまでは、妙に前向きで「自分は特別だ」と思ってしまうのは、私だけではないのではないでしょうか。
釣り人の皆さんなら、ちょっとは思い当たるふしがありませんかね?

「きっと自分には平均以上の釣果が訪れるに違いない」と、根拠のない自信のようなものを持ち、大きな夢を描いて釣り場に向かうことはないでしょうか?

実際には、ほとんどの場合でこういった夢は打ち砕かれるわけですが、それでもまた釣りに行く時には、「自分にはすごい魚がくるんじゃないか」と期待したりしていませんか?

何度打ちのめされても、こんな夢を描いてしまうとは、やはり釣り人というものはバカなのかもしれないと、近頃しみじみと思います。

 

しかし、もしもこういった気持ちが生まれなくなったらどうなるでしょうか。
「どうせ釣りに行っても、自分には釣れない」、「行くだけ無駄なのではないか」と思い、釣りを止めてしまうかもしれません。

やはり、バカなくらい前向きじゃないとやっていられないほど、釣りというものは精神的に厳しい修行のようなものなのではないでしょうか。

ですから、根拠もなく前向きで自分は特別だと思うことは、釣り人が健全な精神状態である証拠なのかもしれませんね。