私には、行ってみたいと思っている海外の釣り場が沢山あります。
やはり主にトラウト・サーモン系の魚が釣れる場所が多いわけですが、そういった中でも、ニュージーランドという場所は、かなり優先順位が低く、あまり興味が湧いてこないままでいます。
河口湖でバス釣りするのと同じではないか？
まず、ニュージーランドという場所の川は、元々魚が居なかった場所に海外からトラウト類を移入して定着させたという場所です。
これは、極端に言ってしまえば、河口湖でバス釣りをするようなものなのではないでしょうか。
なんだか、こう考えてみると、わざわざ行く必要があるのか？と疑問に思えてきてしまいます。
しかも、日本のバス釣りなら琵琶湖で世界記録が狙えるという魅力がありますが、ニュージーランドのトラウトは、平均サイズはまあまあ大きいようですが、とんでもなく巨大なやつはいないはずです。
これだったら、同じ南半球でも南米に行った方が、ずっと楽しいのではないでしょうか。
ニュージーランドの環境が素晴らしいんだと言う人もいるかもしれませんが、それだってどうなんでしょうか？
実際には牧場だらけで自然破壊が進んでいる土地であり、この点ではちょっと北海道に似ているのではないでしょうか？
人口が少なくレギュレーションが厳しいために魚が多いだけであり、もし同等のルールが北海道にあり、同じ程度しか釣り人が来なかったら、北海道の方がずっと魚は釣れるのではないでしょうか？
こう考えてみると、それほど釣りに向いた自然豊かな地だとは思えないのです。
それに、現状のままでも、あまり数は釣れないとしても魚種もサイズも、北海道の方が上ではないでしょうか。
90センチのブラウントラウト、80センチのアメマス、80センチのニジマス、１メートルのイトウ。
こういったものが、夢というほど難しくなく、北海道では誰にでも狙えます。
ニュージーランドにちょっと釣りに行って、これ以上の魚が釣れることは、あまりないのではないでしょうか。
このようにして考えみると、ニュージーランドの釣りというものは、手軽にそこそこ良いトラウトが釣れるという観光地的なものだとしか思えません。
海でなら日本とは比べ物にならないような巨大な青物が釣れるようですが、トラウトを釣るなら、夢を追いかけて、わざわざ行くような場所ではないのでしょう。
私は、どうせ海外まで釣りに行くのなら、どんなに道程が厳しくとも、とんでもない魚が釣れる可能性があるような、夢のある場所に行きたいと思ってしまいます。
ですから、ニュージーランドなどの観光的な釣り場は、体力がある程度衰えてからでいいかなと思っています。
とは言っても、私は実際にニュージーランドに釣りに行っていないわけですから、この考えは間違っていないとは言えません。
もしかしたら、行ったとたんに手のひらを返して、「ニュージーランド最高だよ、毎年行くよ」なんて言い出すことも、なきにしもあらずと言えそうです。
